天皇陛下について知っておきたい豆知識5選

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5、パスポート

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海外旅行に行くときに必ず必要になるのがパスポート。渡航先で何より失くしてはいけない大切なものです。

 

このパスポート 天皇陛下も持っておられると思いますか?答えは「持っていない」です。

 

天皇陛下は日本国憲法では国家の象徴ですが、世界的に見れば国家元首と同等として考えられています。

 

外交のルールとして国家元首とその配偶者はパスポートがなくても入国することが可能ということになっています。

 

よって、天皇陛下はパスポートがなくても海外諸国に行くことができるのです。

 

ちなみに、皇太子殿下など陛下と皇后以外の皇族の方々は皇族専用のパスポートが発給されます。

 

ただし、入国審査を一般の人と同じ場所で受けるということはないそうです。

 

4、学習院

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天皇陛下や皇室の方々は、みなさん学習院の幼稚園から大学まで進まれる方が多いです。

 

皇族の方々が学習院にご進学されるのには、こんな理由があるのです。

 

そもそも学習院は 1847年に 仁孝天皇が京都御所内に設けた学習所が始まりなのです。

 

この学習所が、明治10年に華族いわゆる貴族階級の人たちのための学校「学習院」として開校しました。

 

戦後の昭和20年に貴族制度がなくなり、私立学校として一般の学校と同様の扱いとなりましたが、昔の慣習で今も皇族の方が通っておられるのです。

 

3、名字

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天皇陛下や皇族の方には名字はありません。姓が必要なかったためです。

 

日本では王朝が変わることなく続いているので、あえて姓を名乗る必要がなかったのです。

 

これは皇族の方々も同じで、佳子さまや眞子さまにも名字はありません。

 

しかし、学校では便宜的に秋篠宮という宮家のお名前をご使用なさっています。

 

ちなみに今上天皇の諱(いみな)は明仁(あきひと)と言いますが

 

これは諱ですので この名称でお呼びするのは不敬とされています。

 

天皇陛下や陛下とお呼びするのが正しいものとされています。

 

2、祭事

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天皇陛下はたくさん公務されていますが、実は国民からは見えないところで神道の祭事を行っています。

 

なぜかというと、日本中の多くの神社に祀られている天照大神は天皇陛下のご先祖様とされていて、国家の象徴であると同時に 神道、つまりは神主のトップとされているからなのです。

 

例えば「新嘗祭」という五穀の収穫を神にお供えし、翌年の豊作を祈るという行事などを行っています。

 

こういった国民生活の繁栄のためのお祈りを月に1回以上、多いときは月に4回も行います。

 

被災地訪問などの行幸啓や国事行為など ご多忙にもかかわらず、国民のためにお祈りをささげておられるのです。

 

1、今上天皇が初めて行ったこと

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今上天皇は、これまでの皇室の慣習を破り、多くのことを変えられました。

 

まず、被災地訪問の際に膝を床につき、被災者の方々の目線で会話をするということです。

 

これまでの天皇は、国民の前で膝をつくということはありませんでした。

 

これに倣い、皇太子殿下やほかの皇族の方々も 膝をつき被災者の言葉を聞いておられます。

 

平安時代より、皇族では乳母などによって子育てがされ、家族別居が当然のしきたりでした。

 

しかし、陛下は第一子である浩宮様がお生まれになった際「親子三人川の字になって寝たい」と言い、親子同居を決められました。

 

ちなみに子育ては意外とスパルタであったことでも知られています。

 

秋篠宮様が幼少のころ、飼っていたモルモットを好奇心で池で泳がせようとしたところ、冬場で水温が低かったことからショックで死んでしまったそうです。

 

そのとき、背後から近づいてきた天皇陛下が どうかしたかと尋ねると「泳がせようとしたら死んじゃった」とおっしゃいました。

 

すると次の瞬間、陛下は秋篠宮様を池に投げ込んでしまいました。

 

命の大切さを教えるために身をもって教える厳しい一面もお持ちなのです。

 

このように子育てのエピソードなども出てくるほど開かれた皇室になったのは今上天皇になってからのことです。

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