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塩分を取り過ぎると体に起きること5選

男性は8グラム、女性は7グラムが1日の塩分摂取量の目安とされています。

 

しかし、私たち日本人は平均で10グラムもの塩分を摂取しているそうです。

 

 

塩分を取り過ぎる生活を長く続けていると、心臓の病気や脳梗塞など脳の病気になるリスクが高くなります。

 

今回は「塩分を摂り過ぎていると体に起こる現象」5つをお知らせします。

 

もし、これらの症状が現れていたら、日々の食事の塩分を見直してみると良いでしょう。

 

5、喉が渇く

 

まず一つは喉の渇きです。人間の体は塩分濃度を一定に保つようになっています。

 

そのため、塩分を摂り過ぎると血液の塩分濃度を下げようとして、体内の水分が血液の中に集まってきます。

 

すると、体内から水分がなくなってしまい、喉が渇いてきてしまいます。

 

喉が渇くほどしょっぱいものを食べていたら、その食事の塩分はとても高いと言えるので、注意しましょう。

 

4、むくむ

 

塩というのは分解されると塩素とナトリウムという物質になります。

 

塩素は胃液などの成分となり、ナトリウムは神経や筋肉を動かしたり、体内の水分を一定にしたりという役割があります。

 

しかし、必要以上のナトリウムを摂取した場合、体の外に排出しなくてはなりません。

 

そのためにはカリウムという物質の助けが必要となります。

 

ただし、摂取した塩分が多すぎるとカリウムが足りなくなり、ナトリウムは体内にとどまってしまいます。

 

この余分なナトリウムは、水分と結びつくのですがナトリウムと結びついた水分は体外に排出されにくくなります。

 

この水分がむくみの原因となります。

 

スネの骨の部分をギューっと10秒くらい押して、離した時に凹むかどうかで見分けることができます。

 

もし、大きく凹んだ場合は、塩分の摂り過ぎが考えられますので、食事を見直しましょう。

 

 

3、高血圧

 

血液中にナトリウムが多くなると、その濃度を下げるため、体内の水分も血液内に移動していきます。

 

その結果、血液の量が普段よりも多くなります。

 

すると血管はパンパンになってしまいます。

 

血液が多くなれば、心臓はより高い圧力をかけて血液を循環させようとします。

 

 

すると高血圧になり、心臓に負担がかかって心肥大などの病気に罹るリスクが高くなるのです。

 

このように、塩分の摂り過ぎが高血圧を招きますので、血圧が高い人は特に塩分を控えるようにしましょう。

 

140の90以上が高血圧の目安と言われていますので、これを超えるようなら病院に行ったほうが良いでしょう。

 

2、いびき

 

意外かもしれませんが、塩分を摂りすぎていると「いびき」を引き起こすことがあります。

 

いびきをかく原因の一つは喉と肺を結ぶ気管が圧迫されて狭くなり、肺に十分な空気が送れなくなることです。

 

カナダ・トロント大学の研究によれば、塩分の摂り過ぎもいびきの原因になるのだそうです。

 

塩分の取り過ぎでむくむことがあることはすでに説明しましたが、このむくみは首の周囲でも起こります。

 

この首周りのむくみが気管を外から圧迫して狭くしてしまうことがあるというのです。

 

塩分の取り過ぎがむくみを引き起こし、このむくみが気管を圧迫していびきとなって現れるということです。

 

もし、いびきが治らなくて困っている人は塩分を控えると改善される可能性があるということです。

 

風が吹くと桶屋が儲かるみたいな話ですね。

 

 

1、不整脈

 

すでに説明したように、塩分を摂り過ぎると血圧が上がります。

 

また、血液内の過剰な塩分は心臓の鼓動にも影響するのです。

 

脳は神経細胞を通じて筋肉に電気信号を送ります。

 

信号が送られるとナトリウムとカリウムが筋肉細胞の中で反応し、筋肉が動くという仕組みです。

 

心臓の鼓動も脳がこのように制御しています。

 

しかし塩分の摂り過ぎで心臓の筋肉内のナトリウムが増えてしまうと脳から伝えられた信号は正確に心臓の筋肉を制御できなくなります。

 

つまり心臓の鼓動に乱れが生じます。それが不整脈です。

 

 

不整脈になると、動悸、めまい、息切れなどの症状が出てきて、ひどい場合には虚血性心疾患などになる可能性もあります。

 

以上を見てもらったように、塩分を摂りすぎると体に異変が生じます。

 

これらのサインを見過ごさないようにして、塩分の摂りすぎには充分注意しましょう。

 

塩分の多いものを食べるときは、海藻やこんにゃくなどカリウムが豊富な食材も一緒に食べるようにしましょう。

 

また水分も多めに取ったほうがいいでしょう。

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