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韓国で起きた恐ろしい事件5選

5、カエル少年事件

1991年3月26日韓国の大邱広域市に住む小学生5人が遊びに出かけたきり、失踪するという事件がありました。

 

警察や軍隊を総動員して大掛かりな捜索がなされたにもかかわらず、行方不明となった5人は見つかりませんでした。

 

この謎の事件は、5人が「ワリョン山(さん)にカエルを捕まえに行く」と言って出て行ったことから「カエル少年事件」と呼ばれ、国民の関心を引きました。

 

懸命な捜索もむなしく、有力な手がかりも見つからぬまま時間だけが過ぎていきます。

 

事件から11年以上経った2002年に、5人の白骨死体がワリョン山で発見されました。

 

検死の結果、5人は何者かに殺害されていたことがわかりました。

 

しかし、わかったことはそれだけで、犯人に関する手がかりは一切なく時効を迎え捜査は打ち切りとなってしまいました。

 

小学生5人を一度に殺害した猟奇的殺人犯が街中に潜んでいると思うと恐ろしいことですね。

 

 

4、至尊派(しそんぱ)殺人事件

至尊派とは1993年に結成された殺人組織の名前です。

 

首謀者のキム・ギファンが学校の後輩や刑務所仲間を集めて結成した集団です。

 

7人いたメンバーはいずれも貧しい家の生まれで、金持ちを憎悪し、金持ちの殺害を正当化し、実際に殺人を実行に移しました。

 

1993年から1994年にかけて、至尊派は5人の市民を理由なく次々に殺害しました。

 

途中でリーダーのキムが別の強姦事件で逮捕されますが、キムは刑務所の中から残りのメンバーに指示を出し、殺人を実行させています。

 

しかし、組織に利用されていた女性が警察に通報する機会を見つけ、至尊派の犯罪が明るみに出たのです。

 

実行犯6人のうち5人に死刑が言い渡され、1995年に絞首刑が執行されました。

 

 

3、シン・チャンウォン事件

シン・チャンウォンは貧困家庭の末っ子に生まれ、中学校にも進学できませんでした。

 

シンは15歳の時に窃盗の罪で捕まり少年院に収監されてから、犯罪を重ねるようになりました。

 

1997年1月、釜山刑務所に服役していたシンは、トイレの鉄格子を切断して脱獄。

 

そして窃盗で得た金を女性につぎ込み、かくまってもらいながら逃亡生活を続けました。

 

警察はシンを捕まえるために97万人の警察官とヘリコプターを動員しましたが、シンはすぐには捕まりませんでした。

 

ときに警察官が発砲することもありましたが、それでもシンは逃げ続けていました。

 

市民の通報で逮捕されたのは、シンが逃亡を始めてから2年半後のことです。

 

その後の裁判で元々の無期懲役の上に懲役22年6月が追加されました。

 

しかし、この事件以降、シンは模範囚になったということです。

 

 

2、殺人タクシー事件

オン・ボヒョンは1994年8月から9月までの1ヶ月間に6人の女性をレイプし、その中の2人を殺害した犯人です。

 

殺害した被害者からは金銭も奪っています。

 

オンは盗んだタクシーを利用してタクシー運転手のふりをし、車の中で犯行に及んだのです。

 

しかし、2人目の殺人のあと社会が騒然としているのを知ったオンは急に不安になって、自らソウル警察に出頭し犯行を自白しました。

 

オンは1995年に裁判で死刑判決を受けました。

 

同じ時期に逮捕されて死刑判決を受けていた「至尊派」のメンバーと一緒に、1995年11月2日に死刑を執行されました。

 

1、華城連続殺人事件(ファソンれんぞくさつじんじけん)

現在の華城市周辺で10件の連続殺人事件があったのは1986年から1991年にかけてのことです。

 

被害者は10代から70代までの女性で、遺体は野外に放置された状態でした。

 

被害者の遺体に共通していた特徴は性器を著しく損傷していたことでした。

 

ナイフでえぐられていたり、ボールペンやフォークを挿入されていたりして、明らかに猟奇的な強姦殺人の様相を呈していました。

 

最後の事件の公訴時効が成立する2006年までのあいだに、捜査当局は167万人の警察官を導入しましたが、犯人を逮捕することはできませんでした。

 

どの現場にも犯人の毛髪や精液が残されていたにもかかわらず、犯人を特定することはできなかったのです。

 

捜査対象者は2万人以上に及び、容疑者3人が捜査中に自殺するという類を見ない大規模捜査が行われました。

 

これだけのことをしても、真犯人を捕まることはできませんでした。

 

この韓国史上最初の連続殺人事件は、すでに時効を迎え真相は闇の中に葬られてしまいました。

 

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