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海底に眠る歴史 世界の海底遺跡 TOP7

・日本・与那国島の海底遺跡

沖縄県与那国島の海底には、人工的とも、自然にできたものとも見られる巨石群がある。

 

これらは遺跡なのか、それとも人工的に自然を装って加工されたものであるというかについては未だ議論がなされている。

 

道路、石組み、敷石、排水溝などと推定される地形、巨石の組み合わせがあることから遺跡であるという主張がある。

 

一方で、海底から噴出したマグマの冷却時に規則的な亀裂が発生し、自然にできたという主張もある。

 

どちらもスケールの大きいロマンのある話だと言えるが、真相は海底に沈んだままである。

・マハーバリプラムの7つの神殿

インド南部にあるマハーバリプラムには敬虔なヒンズー教徒が多く暮らしている。

 

2004年のスマトラ沖地震のとき、この町で多くの住民たちが「波の合間に寺院のようなものがあった」という証言が多く寄せられた。

 

そのため調査が行われることになり、寺院のような建造物が発見されたのである。

 

この町の海岸線には、1000年以上前に建てられたヒンズー教の寺院があり、その寺院は元々7つの寺院からなっていた。

 

それが900年頃に津波により、1つを残してすべて沈んでしまったと言われていて、発見されたのは沈んだ寺院だとされている。

・インド・カンベイ湾の海底遺跡

カンベイ湾の水深40メートルの海底に、約9500年前のものとみられる遺跡が発見された。これは現存する海底遺跡の中では世界最古である。

 

この遺跡にはインド神話に登場するクリシュナ神の神殿があったとされている。

 

この遺跡の都市もクリシュナ神が建設し、海水の上昇により崩壊したそうだ。

 

現在、インドの海軍と考古学者がこの海底都市を調査している。

 

周辺の住民はみな、クリシュナ神が造り上げた都市であると信じている。

・中国・ライオンシティー

1959年9月、新安江ダムの建設が始まり、30万人の住人は退去させられた。

 

元々、ここの住人たちは、この地に1000年以上暮らしており、歴史的建造物も多く存在した。

 

しかし、中国政府はこのエリアを30から40メートルの深さに沈めた。

 

現在では歴史的な建造物が沈む神秘的な光景を見るために多くのダイバーがこの地を訪れている。

 

この都市の周りには5つの「ライオン・マウンテン」と呼ばれる山々があることから「ライオンシティー」と呼ばれている。

・エジプト・クレオパトラの海底宮殿

紀元前330年頃、エジプトのアレキサンダー大王が建設させた大都市とみられる海底遺跡が発見された。

 

ここは世界で最も裕福な海底に沈んだ古代遺跡であるといえる。

 

スフィンクス像や、金銀財宝、昔の硬貨など多くの歴史的なものが引き上げられたためだ。

 

また、クレオパトラの墓は未だに発見されておらず、もしかするとこの海底遺跡で見つかるかもしれないと言われている。

・ギリシャ・パブロペトリ

ギリシャ南部のラコニア湾に沈んでいる海底遺跡。

 

紀元前2800年頃の都市とみられており、カンベイ湾の海底遺跡が発見されるまでは世界最古の海底遺跡と言われた。

 

この都市は、かつて海辺の貿易都市として栄えた町であったが地震と津波によって水没した。

・ジャマイカ・ポートロイヤル

17世紀、ジャマイカのポートロイヤルは商業の一大中心地として繁栄した都市だ。

 

海賊が略奪した財宝で、暴飲暴食、ギャンブル、女遊びなどが行われていたため「豊かだがひどい街」と言われた都市であった。

 

しかし、そのような浪費に満ちた豪華な都市も、1692年6月7日11時43分、急速に終わりを告げる。

 

地震によって都市全体が海に沈んでしまったのだ。

 

カリブ海に沈む都市、ポートロイヤルは西半球にたった一つの海底都市である。

ちなみに、あの有名な映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の舞台になった都市でもある。

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