ローマ帝国の贅沢すぎる生活習慣5選

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5、パンとサーカスの都

ローマ帝国の最盛期、ローマの一般庶民は財産を持っていませんでした。

土地や財産を所有していたのは貴族だったからです。

しかし、ローマ市民が飢えや寒さに苦しむことはありませんでした。

なぜなら貴族が食事・住居・娯楽を提供してくれたからです。

ローマの人々はローマ市民であるかぎり、欲しいものが簡単に手に入りました。

ローマ市民は何も所有してはいませんでしたが、ひとつだけ重要なものを持っていたからです。

それは選挙権です。

貴族は庶民が欲しいと思うものを与え、それで票を買っていたのです。

ローマの貴族が権力の階段を登って行くには選挙で選ばれる公職に就く方法しかありませんでした。

市民の票は金銭とは比較にならないほど重要だったので、貴族のあいだで買収合戦が繰り広げられたのです。

結果としてローマは、食べ物と娯楽には困らない都市「パンとサーカスの都」と呼ばれるようになりました。

 

4、公衆浴場

『テルマエ・ロマエ』で知られるように、古代ローマの人たちは毎日公衆浴場で入浴をしていました。

公衆浴場といってもとても立派なもので、浴槽の種類も多く、冬場には体が冷えないよう床暖房を作動させるほどでした。

また、当時の公衆浴場はただの風呂屋ではなく、現代日本の温泉以上に娯楽に満ちた空間でした。

レストラン・バーはもちろん、図書館・美術館・運動施設も併設していたのです。

一人でゆっくりすることもできたでしょうが、そこで人と会うことを楽しみにしていた人も多かったようです。

入場料を支払う必要がありましたが、料金は現在の日本円の価値に換算すると20~30円ほどと安いものでした。

それでいて、浴場内の飲み物はフリーで、食事も最低6皿は無料だったといいます。

勢いのある政治家は自分の誕生日に公衆浴場を借りきって、市民に無料で開放するなんてこともあったそうです。

 

3、贅沢すぎるオシャレ

ローマの上流階級に属する婦人たちがオシャレを怠ることは決してありませんでした。

毎朝、奴隷を6人使って3時間かけて念入りに化粧をしていた女性もいたといいます。

ローマ帝国の女性は、油や石鹸はもとより、クリームやおしろいを使って化粧をしていました。

歴史家モンタネッリの記述によれば、皮膚の老化を防ぐための顔パックが歴史上初めて流行したのはこのころです。

また美容を気にする女性たちは牛乳風呂に入っていたので、毎日風呂のために乳搾りをし、旅行をするときは乳牛を連れて行きました。

日光浴・美容体操などを指導する専門家が現れたのも古代ローマの時代で、

中には奇抜なヘアスタイルを考案して人気を集める美容師などもいたのです。

 

2、コロッセオ

西暦80年に完成したコロッセウムは今でもローマ市内にコロッセオという名前で残っています。

コロッセオは楕円形で、約5万人の観客を収容できる大型闘技場でした。

剣闘士の命懸けの闘いを観戦するため、ここにローマ市民が集まってきたのです。

この闘技場では、人と人の闘いのほかに、人と獣、獣同士の闘いなどが見世物とされました。

たった一日で5000頭の野獣が殺されたこともあるといいます。

コロッセオで闘う剣闘士になるのは、おもに奴隷や戦争捕虜でした。

訓練所で厳しい練習を積み重ねて試合に臨みましたが、試合に負ければ多くの場合、観客の目の前で命を落とすことになりました。

 

1、貴族の宴会

古代ローマ時代の貴族の宴会は、贅沢すぎるというか、だらけすぎというか、今では考えられないものでした。

まず、食事する体勢ですが、横になってくつろぎながら飲食するのが普通でした。

ローマ帝国の時代にフォークはすでに存在していましたが、フォークは必ずしも食卓で使われるとは限らず

ナイフで切り取った肉を手でつまんで食べ、汚れた指は服で拭うのが普通でした。

この服は、宴会の招待者が用意した宴会用の服なので汚しても良いものなのです。

貴族の宴会はホストが自らの富を自慢する意図で催されます。

ですから、宴会用の服を豪華にしたり、宴会で提供するメニューは簡単には手に入らない食材を提供して財力の強さを見せつけていたそうです。

メニューには、当時から高級とされていた生牡蠣・ロブスター・クジャクなどがあり、

お腹がいっぱいになって、もう食べられなくなった客はいったんテーブルを離れ、嘔吐専用の部屋に入っていきます。

そこで奴隷が客の喉に鳥の羽を入れて刺激し、吐き気を催させ、食べたものを吐き出します。

こうして胃の中を空にした客は自分の席に戻って再び食事を始めるのだそうです。

こうした宴会が夕方から深夜まで、ダラダラと続けられていたそうです。

贅沢と言えば、贅沢ですが長生きはできない生活習慣だったことは間違いないでしょう。

あなたは、こんなを生活したいと思いますか?ぜひ、コメントしてくださいね。」

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