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人の意識に反して やってしまう5つのこと

・体温の調節

体温の調節は私たちが毎日生きていくなかで非常に重要な機能の一つである。

 

体温はいつでも37度前後に保たれていなければならないのだが、脳はどのようにしてそれを調節しているのだろうか。

 

脳は体にいくつもの指令をだし、体温を37度前後に保つ。

 

例えば、寒いときは血管を縮めて血流を減らしたり、毛穴を閉じることで熱を外に逃げないようにする。

 

逆に体温が上昇した時には、汗を出したり、血管を広げて血流を増やすことで熱を放出しやすくする。

 

このような行動により体温が一定に保たれているのだが、この行動は自分の意識下ではコントロールできない。

・震え

震えは体温を上げるための反射行動の一つで、脳からの指令で体に起こる。

 

寒い場所に行くと、脳が自動的に視床下部に指示を出し、熱を作り出すために体へと指令が出される。

 

視床下部から発せられた指示はその後、筋肉に伝達され筋収縮が起きる。この際、熱が作り出される。

 

私たちが寒いときに震えてしまうのは、体の体温を上げようとして筋収縮が起きているためなのだ。

 

私たち人間は恒温動物で、常に体温を一定に保つことで体の機能が維持されている。

 

体温が下がると体の機能がうまく働かなくなり、最悪死に至ってしまう。それを防ぐために脳が指令を出している。

 

なので、体温が正常に戻るまでは無理に震えを抑えようとせずに体を温めてあげよう。

・情報フィルター

私たちは、常に膨大な情報に囲まれて生きている。それは新聞、テレビといった情報だけでない。

 

通勤、通学途中に見かけるお店の看板や、書類や教科書など視覚から入る情報だけでなく、五感から入る情報も含まれる。

 

私たちの脳は、これらの毎日絶え間なく入ってくる情報をフィルターにかけるという責任を課されている。

 

莫大な量の情報を暗号化して脳で処理するのだが、それは私たち自身が意識してできるものでは到底ない。

 

このとき、たびたび入ってくる情報や、強烈な印象のものなどはフィルターによって記憶にとどめられる。

 

そうでないものは、一時的に保管されて記憶から抹消される。この処理を脳が無意識のうちにやってくれている。

 

このようにして、私たちは日々溢れる情報を処理しているのである。

・まばたき

私たちの目は定期的に瞼を閉じる事、つまりまばたきをすることで、潤いを与え、目を綺麗に保っている。

 

このまばたきは意識下で行うこともできるが普通は無意識のうちに行われている。その数は1分間に20回前後と言われる。

 

まばたき一回が約0.3秒なので、通算すると起きている時間のうちの1割は暗闇を見ている計算になる。

 

これだけの回数のまばたきが、周期的に無意識に行われる。

 

私たちが意識しなくても脳から、「まばたきをしろ」と指令が出されているためだ。

・舌を動かす

あなたが話をしている時、舌の位置を考えながら話してはいないだろう。

 

なぜなら、それは脳によってコントロールされているから、私たちが意識する必要がないからである。

 

私たちは、子供の頃に話すことを覚えるが、その際には発話するために舌の位置を意識している。

 

これは、母国語以外の言語を学ぶ時でも同じである。英語の発音を学ぶとき、舌の位置を意識したのと同じだ。

しかし、言語をマスターした後には、脳が舌をコントロールし始めるため、舌の位置を気にする事なく、言葉を考えて話をするだけで良くなる。

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