5、大人の言うことを聞きなさい!

言いつけを守らない子供によく言われているこのセリフ。
親や教師などの言うことを聞け、という意味で言っているのかもしれません。
しかし、この言葉は「大人は頭が良くて、すごいから従わないといけない」という思考を植え付けてしまいます。
世の中には口先で人をだます人や、人のことを洗脳しようとする人もいます。
無条件に大人の言うことを聞けと言い聞かせてしまうと、悪い大人に利用されてしまう可能性があります。
もし、子供が言うことを聞かなくて困っているというのであれば、「お父さんお母さんの言うことを聞こうね」と言いましょう。
4、泣くんじゃありません!

泣いている子供についつい言ってしまうこの一言。
子供はこれを聞くと「泣くと叱られる。感情を表に出すことは悪いことなんだ。」と思ってしまいます。
すると、子供は無口になってしまったり、内気な性格になってしまう事があります。
またこの抑えられた感情は後に攻撃性や反抗的な態度として現れてしまうことさえあるのです。
もし、子供が泣いて困っているのなら「どうして泣いてるの?」もしくは「何が嫌なのか言ってごらん?」と言ってあげると良いでしょう。
質問してあげることで子供から会話を引き出し、子供は言葉に出すことで自分の感情を再確認する事ができます。
3、独り占めしちゃダメ!

子供同士で遊んでいると、他の子からおもちゃやゲームを取り上げて、独り占めしようとするなんてことはよく見る光景です。
そんなとき、「独り占めはダメ!」と言ってしまいがちですが、これは良い対応とは言えません。
子供はこれを聞き続けると「なんでもみんなで使わないとダメなんだ。自分だけのものなんてないんだ。」と思ってしまいます。
最悪の場合、自己犠牲の考えを強く持ってしまう可能性があります。
自分自身や持ち物を大切にすることができず、自暴自棄に陥ってしまうかもしれません。
正しい対応としては、「おもちゃ貸してあげてくれる?」もしくは「この子のおもちゃと交換して遊んでみる?」と言ってあげましょう。
もし子供が貸すことを嫌がるようなら無理強いはせず、見守ってあげてください。
2、あの子を見てごらん

「〇〇ちゃんを見てごらん、いい子にしてるでしょ。だからいい子にしなさい」と他の子供と比較するのも良く言われることですね。
この言葉を聞くと「私って他の子達よりダメなんだ」と考えてしまいます。
すると、自尊心を傷つけられてしまい、努力することを諦めてしまう可能性がでてきます。
他の子ができているのに自分の子供ができていないのだとしたら、「〇〇ちゃんもできるよ!」と言ってあげましょう。
子供には、それぞれ長所や才能があります。様々な可能性に挑戦できるように「できるよ」と言って伸ばしてあげましょう。
1、大人になったらわかるよ

子供からの予想外の質問に対して、答えを教えるには時期が早いと思うことはよくあります。
しかし、その時に「大人になったらわかるよ」という答えは決していいものとは言えません。
「じゃあ別の人に聞いてみよう」と考えてしまう子供もいます。
子供が別の無責任な大人に聞いてしまい、誤った知識を植え付けられてしまうかもしれません。
ですから、なるべく子供からの質問には答えてあげるようにしましょう。
そうすれば親の威厳も保てますし、子供からの信用も得ることができます。
とはいえ、ある物事を教えるにはまだ相応しい年齢ではないということはあります。
そういったときは「今はその質問に答えを教えてあげられないんだ。少し時間をくれる?」と言ってあげましょう。
以上、言ってはいけない言葉をご紹介しました。
〇〇するな!などの禁止をする言葉は子供の成長に悪影響を与えていると言われています。
基本的にはポジティブになれるような言葉をかけてあげるようにしましょう。
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