1.オーランメダン号
1947年6月、オーランメダン号は乗組員が全員死亡した状態で発見された。
オーランメダン号の乗組員が死の直前に発信したSOSは、マラッカ海峡を航海していた幾つかの船が受信している。
最初のSOSでは「いくつかの遺体がブリッジと交信ルームにある」と伝えており、2回目のSOSでは「私は死ぬ」と言い残している。
信号を受信したシルバースター号が乗り付け、乗務員を送り込み調査を開始した。
SOSの発信者はモールス信号機に片手を置いたまま死んでおり、乗組員全員の遺体の口と目は大きく見開かれ、恐怖におののいた顔だったという。
しかし、その遺体には怪我や出血などが見られず、船にも損傷がなかった。
さらに詳しく調査をしようとしたところ、オーランメダン号はデッキの下から黒煙を発したのち、爆発した。
これによりシルバースター号の船員は撤退を余儀なくされ、調査はできなかった。
爆発したオーランメダン号は乗組員の遺体と黒煙とともに海底へと沈んでいったため、乗組員の死の原因は未だにわかっていない。
2.人体自然発火
火元になるものがなにもない場所で人間が一瞬で炎に包まれてしまうなんて想像できるだろうか?
この現象は信じがたいことだが現実に起こるのだ。いくつかの例を紹介しよう。
まず、1966年10月、ジョン・アルバイン・ベントレイの遺体は灰のなかから燃え尽きた状態で発見され、右足のみが残されていた。
家には誰もいなかったため、彼がどのように燃えたのか原因は分かっていない。
他にも1980年、73歳のヘンリー・トーマスは2本の脚のみを残し焼死、足はズボンの中にあったので彼は頭から燃えたと考えられている。
科学者はこの「人体自然発火」は科学的にあり得ないと考えているが、実際のこのような証拠があるため、ないとは言い切れない。
この現象でなくなった人々に共通することは「喫煙」「飲酒」それかその両方をしている。
これらの習慣がある人は、いつか突然自然発火死のリスクがあるのかもしれない。
3.ゼラチン状の雨
1994年8月、ワシントン州のオークビルの近くの農場でミステリアスな現象が起こった。空から透明なゼラチン状の球体が落ちてきたのだ。
農場の持ち主であるサニー・ブラクリフトはこの物体が落ちてきた後、吐き気とめまいの症状で病院に行った。
サニーの子猫もこの物体に触れた後、死んだ。
2回目にこの物体が落ちてきた時、この物体を検査したところ、物体は人間の白血球を含んでおり核は入っていなかったという結果がでた。
このミステリアスな現象は依然未解決のままである。
4.海の動物
ここ数10年間、クジラやイルカやアザラシが浜に打ち上げられるという奇妙な現象が起こっている。
動物の大量自殺のようにも見え、科学者たちはどうしてこのような現象が起こるのか原因を解明しようとしている。
鳥の群れが空から落ちてきて、何百羽の鳥の死骸を清掃しなくてはならなくなったり、
2008年にはイギリスで26匹のイルカが浜に打ち上げられたリ、
2011年の一月にはアーカンソー州で、何千羽もの黒い鳥の群れが空から落ちきたり、その何日か後には、ルイジアナ州でも500羽の黒い鳥が落ちてきたのだ。
環境学者はこれらの動物は稀な病気によって死んだか、自殺をしたのではないかと推測している。
なぜなら彼らは、人間によって環境破壊された地球に住まわされているのだ。
5.ブラックナイト衛星
ブラックナイト衛星は、1899年、ミステリアスなシグナルを受信した二コラ・テスラによって発見された。
何十年後、ハムラジオ技師が調査したところ、そのシグナルは1万3前年前からのものだと分かった。
現代テクノロジーや電波が発明されるよりもはるか前に発信されたことになる。
衛星は地球を観察する為に、地球外のソーラーシステムによって送られたと考えられ、現代の革新的なテクノロジーもってしても、このブラックナイト衛星を探知するのは難しい。
しかし最近、インターナショナルスペースステーションから送られてきた映像の中に似たような物体が映っており、多くの人々がブラックナイト衛星かもしれないと信じている。
6.メアリーセレスト号
メアリーセレスト号は商船で、1871年の12月、アゾレス島で放棄しているところを発見された。
商船は手の付けられていない変性アルコールを積んでおり、船体は海上からよく見える場所にあったが、船内には一人の船員も見つからなかった。
船に取り付けられている救助ボートが見つからなかったが、近くにいたほかの船から船員を発見したという情報はなく、まるで空に消えてしまったようである。
船員の遺体が見つからなかった事から幽霊船伝説として語り継がれている。
7.消えた湖
最近、グリーンランドにある何億リットルもの水を有する2つの湖の水が、たったの一週間で流出してしまった事実に科学者たちは困惑している。
湖は短い間にまた水を貯えるのだが、すぐにまた水は流出してしまうのだ。
科学者たちは、おそらく氷河の排水システムが変わってしまったのではないだろうかと仮定しているが、いまだに何故大量の水が流出したり戻ってきたりするのかを解明する事はできていない。
8.石の中のカエル
1800年代後半、石の中から生きたカエルが発見されたという何百件もの報告がある。
アメリカ独立戦争時代のベンジャミン・フランクリンでさえ、閉ざされた石灰岩から4匹のカエルを発見したと記録を残しているのである。
地質学者や動物学者がこの現象の正体を明らかにしするため実験したが、石灰岩の中でカエルが長期にわたって生存することはできないと証明した。
9.ディアトロフ峠の謎
1959年2月、ウラル山脈で男7名、女性2名のスノートレッキングをしていたグループの全員死んだ状態で発見されたのだ。
下山の予定から1週間経っても何の連絡もなかったため、軍と警察の捜索により彼らは無残な姿で発見された。
彼らのテントは内側から引き裂かれていた。これは中から慌てて飛び出したためだとみられる。
テントの周辺で5人の遺体が、ほぼ裸足のままで雪の上に投げ出されていた。この5人の遺体の死因は低体温症であった。
その後、テントから75mほど離れた谷で4人の遺体が発見されたが、彼らは不可解な死を遂げていた。
彼ら4人は車に轢かれたような衝撃が死因だったというのだ。しかも、1体の遺体は目と舌を失っており、もう1体は舌だけ失っていた。
また。彼らの衣類が高い放射能で汚染されていたこと。彼らの肌の色が「濃い茶褐色」ことなど謎が多い。
この事件は被害者全員が死亡しているため、これ以上の情報はわからず、この事件は迷宮入りとなってしまった。
10.パラコート無差別殺人事件
1985年4月30日から11月17日にかけて除草剤のパラコートを使った無差別毒殺事件が発生。
しかも宮城、福井、埼玉、三重、大阪、奈良、広島、宮崎の8県もの広範囲で発生した。
この事件は自動販売機の受け取り口にパラコートと呼ばれる除草剤が入った飲み物が放置され、それを飲んだ12人もの人が亡くなったというもの。
このパラコートという除草剤の致死量はわずか18ccで、18才以上なら農協で印鑑を押せば手に入れることができた。
警察は懸命に捜査したが、当時は今ほど防犯カメラは普及しておらず犯人の足取りがつかめず迷宮入りとなった。
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