・5位
キングコブラ
5.8メートル
キングコブラはコブラ科では最も長い蛇だ。
また、主に爬虫類や他の種類の蛇を捕食することから名前に「キング」がついている。
平均的な大きさは長さ3メートルほどであるが、長いものは5.8メートルにもなることがある。
この蛇はインドの森林から南アジアのフィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシアかけて生息する。
この威嚇姿勢の時は通常の姿勢よりもスピードが落ちるので、刺激せずその場を離れれば噛まれることは少ない。
キングコブラの毒は神経毒で毒腺が大きいため噛まれた時に入る毒の量が、他のコブラ科の蛇の比較にならないほど多い。
そのため、キングコブラに噛まれれば象でもひとたまりもないと言われている。
・4位
ダイヤモンドパイソン
6.4メートル
この蛇は黒と緑のダイヤ型の連続的な斑紋・模様があることから、ダイヤモンドパイソンと呼ばれている。
海岸や南東のオーストラリアに生息しており、オーストラリアに存在するどの蛇よりも高地に生息している。
雌のダイヤモンドパイソンは卵を50個産み、その卵を長い体でグルグルと巻いて温める。
・3位
インドニシキヘビ
7.6メートル
インドニシキヘビは東南アジアのインド、ネパール・パキスタン・スリランカ・ブータン・バングラデシュなどに生息する大型のニシキヘビだ。
草の上、ジャングル、川などに住み、雌蛇は一度に100個の卵を産む。
皮を使うことを目的に乱獲がされたため、今では生息地で保護されている。
性格は非常におとなしいので、よく動物園などで飼育されているが、人を捕食した例もあるため油断は禁物だ。
・2位
オオアナコンダ
8.5メートル
オオアナコンダはグリーンアナコンダとも呼ばれ、大蛇(だいじゃ)の代名詞ともいえる蛇だ。
南アメリカのアマゾン川に生息しており、平均的な大きさは5、6メートル、90キロほどである。
現在発見されている最大のオオアナコンダは長さ9メートル、体重250キロだ。
その長い体で牛や豚などの動物に絡みついて殺し、捕食する恐ろしい蛇だ。
一応、人間を捕食したという例は報告されていない。
・1位
アミメニシキヘビ
10.7メートル
アナコンダと比べた場合、体重は軽い。
東南アジアのインド・インドネシア・カンボジア・シンガポールなどに生息している。
平均的な長さは7メートルもあり、爬虫類、哺乳類や鳥類などを餌とする。
2012年、4月に茨城県でペットショップを経営していた65歳の男性が飼育していたアミメニシキヘビに絞め殺される事件があった。
また、インドネシアでは人が丸のみにされたという、痛ましい事故も起きている。
・最後におまけ
地球史上最大の蛇
ティタノボア
ティタノボアは約6千万年前に生息していた地球史上最大の蛇と言われている。
長さ13メートル、重さ約1130キロ、最も太い部分は直径1メートルあったと言われる超巨大蛇だ。
ティタノボアが生息していた時代の気温は現在よりも4から6度暖かかったと考えられている。
そのため、熱帯を好む蛇が現在よりも巨大化することができたと言われている。