10、スカイラー・カーギル
スカイラーは、1991年生まれのシンガーソングライター兼Youtuberだ。
彼は、Youtubeで性転換手術後の経過や、同じ悩みを持つ人向けのメッセージを発信している。
手術後に「双子の妹を殺した気持ちになった」といった赤裸々な気持ちや、健康状態の変化など、経験者にしかわからないことを動画にしている。
9、バリアン・ブッシュバウム
彼は女性として1980年に生まれ、イボンヌ・ブッシュバウムと名付けられた。
彼は2000年代前半に活躍したドイツの女性棒高跳び選手で、オリンピック代表にも選ばれた人物である。
彼がまだ棒高跳びの女性選手として活躍しているころ、多くのケガに悩まされていた。
彼は「私は自分の体が間違った体だという矛盾が緊張を生み、故障となって表れた」と考え、ある決心をした。
2007年バリアンは性転換に必要なホルモン療法を始めるために競技選手を引退したのである。
引退から1年後には性別適合手術を受け、完全に男性へと生まれ変わり「バリアン」と改名。
イケメン男性として生まれ変わり、人生を謳歌している。
8、レイス・アシュレイ
現在26歳のレイスはニューヨーク出身のモデルで2年前に性別適合手術を受け、男性ファッションモデルとして活躍している。
2016年2月には、ニューヨークファッションウィークではランウェイを歩き、大手デパートのモデルにも選ばれた。
そんな彼だが、自分が性同一性障害であると自覚してから告白するまで6年悩んだという。
しかし、一度その恐怖を乗り越えたら、自分の気持ちが止められなくなり、一気に男性になるための手続きを進めたらしい。
これからは、自分自身に素直に、型にはまらずに生きていこうと考えているそうだ。
7、イアン・ハーヴィ
コメディアンの彼は、小さい頃から自分が性同一性障害であることを自覚していた。
しかし、そのことを誰にも言えず、32歳に性別適合手術を受けるまで隠し続けていたという。
手術後は、男性芸人としての活動を始め、最初は小さなクラブで漫談などをやっていたが、
今では、アメリカの人気テレビドラマに出演するなど、大活躍している。
彼は自身による性別転換の経験を、漫談などでしばしばネタにしているが、
これは、32年間葛藤し続けたイアンが、性別不適合の人に向けて、「一人で悩まず相談しなよ」というメッセージを送っているのかもしれない。
6、ロッコ・カイアートス
ロッコはカタストロフィーという名でヒップホップの世界で活躍している。
ヒップホップ界で、初めて性転換を公にした人物といわれている。
事実、彼は自分自身をある種の使命を持った音楽の伝道者だと考えている。
その使命というのは、音楽を通じて性同一性障害への理解を広めるという事だ。
5、ローレン・キャメロン
彼は16歳で、自身がレズビアンであることには気が付いていた。しかし性同一障害という自覚はなかったという。
ところが26歳の時、急に心と体の不適合を感じ、性転換を行った。このとき、彼は変わった試みをした。
それは自分自身が女性から男性に変化する過程を写真で捉え、ポートレートするというものだ。
その後、瞬く間にこの作品は写真集へと発展し、出版された。
この作品はトランスジェンダーの人々にとっては活力となり、一般の人々にはトランスジェンダーについて知ってもらう良い機会になることは間違いない。
4、チャズ・サルバトーレ・ボノ
チャズの両親は歌手として活躍していた人物で、自身も俳優やミュージシャンとして活動している。
彼は1969年に女性として生まれキャスティティという名前であったが2008年に性転換手術を受け、男性として生まれ変わった。
今ではテレビなどで活動するとともにLGBTの権利を向上させるための活動家としても活躍している。
3、ライアン・サランズ
ライアンはセクシャルマイノリティの人権を確立すべく稼働している人権活動家であり演説家である。
彼の講演では性同一性障害を持って生まれた自身の経験や葛藤、苦労などについて話をしている。
彼は性転換をして、キンベリーという女性からライアンという男性になった。
これまで15年に渡って人々に医療や社会における問題について啓蒙してきた。
今では自身の著書も発売し、講演など忙しい毎日を送っている。
2、ルーカス・シルベイラ
ルーカスはロックバンド「ザ・クリックス」でボーカルを務めている。
彼はトランスジェンダーの男性で、初めて大手レコード会社との契約を勝ち取った人物として有名だ。
「もし他人に自分を受け入れて欲しいなら、まず自分が他人受け入れるべき」ということを彼は強く信じている。
1、アンドレアス・クリーガー
彼が性転換する以前、女性としてスポーツ界で活躍していた。名前はハイジ・クリーガー、種目は砲丸投げだった。
彼が性転換をした理由は「男性になりたかったから」という理由ではない。
身体の事情から、性転換を余儀なくされてしまったのである。
ハイジが現役の頃「ビタミン剤」と言われ摂取していたものが、実はなんとステロイドなどのホルモン剤だった。
それを長年続けることで、ホルモンバランスが崩れ、徐々に男性化が進んでいってしまった。
そのため、引退から7年後の1997年、自分のあまりに変わった姿に嫌気が差し「女性として生きていたくない」ということを医者に告げた。
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