10、火起こし
もしも、あなたが未開の地で遭難してしまったとします。そこで何かと必要になるのが「火」です。
火を起こすために必要になるのがスマホです。電波の通じない未開の地では、電話としては役に立ちませんので火起こしのために使ってしまいましょう。
火を起こすために、スマホの中に入っているリチウムイオン電池を使用します。
まずは薪を集めましょう。
その後、リチウム電池を取り出し、鋭利なもので電池を突き刺し薪に放り込み、すぐに離れましょう。
すると、化学反応を起こして発火します。
この火を使い調理をしたりすることができるようになります。
煙で救助隊に発見してもらいやすくもなりますね。
9、ワニに遭遇したら?
ワニは水陸どちらでも遭遇する可能性がありますが、まず、陸で遭遇した時はどうするかについてお話します。
意外ですがワニは陸上でも足を立ち上げることでかなり早く走ることができます。
ですので、真っ直ぐ走っているときはウサイン・ボルトと同じくらいの速さで走れると言われています。
あなたがボルトよりも早く走れる自信があれば、ひたすら真っ直ぐ走れば逃げ切れるでしょう。
しかし、地球上にそのような人間はおそらく存在しませんよね。ではどうするか。
答えはジグザグに走る。です。ワニは足が短いので曲がりながら走ることはうまくできないからです。
次に、水中で出会った場合です。もし水中で追いかけられたらジグザグに泳ごうが何をしようが逃げることは不可能です。
ただし弱点もあります。ワニは噛む力はとても強いですが、開く力は弱いです。
ですから、口をおさえて噛まれないようにし、弱点である目を攻撃すれば逃げてくれるかもしれません。
8、離岸流
海は甘く見ると痛い目をみることはご存知でしょうが、特に離岸流という現象はとっても危険です。
離岸流とは、海岸の波打ち際から一直線に沖まで向かう強い海流のことです。
この流れに乗ってしまうと、一気に沖まで流されてしまいます。
発生する場所は決まっているわけではありません。海岸であればどこでも発生する可能性があります。
もしも、離岸流に巻き込まれてしまったとき、絶対に流れに逆らって泳いではいけません。
オリンピックに出場する水泳選手でさえも、離岸流よりも早く泳ぐことはできないと言われています。
最善策は岸と並行に泳ぐことです。たいてい離岸流はバス程の幅しかありません。
流れに逆らわず、岸と並行に泳いで離岸流から抜け出しましょう。
パニックになると溺れやすいので、落ち着いて泳ぎましょう。
7、クラゲに刺された時
クラゲに刺されると強い痛みを感じます。
ひどい場合には、アナフィラキシーショックという生死にかかわる症状が発生してしまう可能性があります。
まず、刺された部分に触手が残っていないか確認してください。
もし、付着していた場合には素手では絶対に触らずに、カード状のようなもので剥がすようにしましょう。
次に刺された部分を洗いますが、この時決して真水を使わないようにしてください。
患部に針が残っていた場合、真水をかけることで浸透圧の影響で活性化してしまう可能性があるためです。
その後、お湯で患部をよく温めてください。
クラゲの毒はたんぱく毒なので、温めることで活動が抑えられるためです。
これで応急処置は完了です。水分を多く摂るようにして病院に行きましょう。
6、牛から逃げる
もし、あなたがサバンナの真ん中に立っていて、牛が突進してきたらどうすれば良いでしょうか。
まずは落ち着いてください。走ったとしても牛の方が早いので逃げ切ることはできません。
牛がこちらに到達するまでの間に、何か身に着けているものを脱ぎましょう。
帽子や上着などが適当でしょう。牛が近づいてきたら、それを自分のいない方向に向かって投げましょう。
牛は動くものに対して反応するので、運が良ければそちらに方向を変えてくれるでしょう。
ちなみに投げるものは赤い色でなくても構いません。
闘牛のイメージから、牛は赤い色に反応すると思いがちですが、牛は赤色を認識できているわけではありません。
ただ、素早くひらひら動いているものに対して突進しているだけなのです。
5、雪山での飲み水
雪山で遭難してしまったとき、飲み水を確保するにはどうするのが良いと思いますか?
「雪を食べれば困らない」と思いませんでしたか?でもそれは大変危険な行為です。
雪山では、低体温症になってしまい、動けなくなることが一番怖いことです。
雪を食べることであなたの体温は奪われてしまい、それによって体は余計なエネルギーを消費して、体が冷えるのを早めてしまいます。
以上の理由から雪はそのまま食べるのではなく溶かして水にしてから飲むほうがよいとされています。
4、油による炎
揚げ物などをしている鍋を火にかけたまま目を離してしまうと、油の温度が高くなりすぎて発火してしまうことがあります。
そんな時、一番やってはいけないことは水をかけることです。
水をかけると油が飛び散り、それと共に火も燃え広がってしまいます。
こういった場合は、まずコンロの火を消し、火に酸素が送られないよう、鍋にフタをしましょう。
そうすれば、火は鍋の中にある酸素を全て使い果たし勝手に消えてくれます。
3、傷口に接着剤をつける
家で何かの修理などをしているときに誤って手を切ってしまい、絆創膏が見当たらなかったら瞬間強力接着剤を使いましょう。
瞬間強力接着剤は特に紙による切り傷には痛みを和らげる効果を発揮してくれます。
また傷口をきちんと消毒などの手当てをする前に、汚れから守ってくれる働きもしてくれます。
しかしながら、瞬間強力接着剤は下にある皮膚組織には有毒ですので傷口が深い時は使えません。
傷口が深い時は、お医者さんに行きましょう。
2、体に何か刺さった場合
ガラス片や刃物など体に深く物が刺さってしまった場合、多くの人は、すぐに抜かなくてはいけないと思うでしょう。
しかし、実際は抜かないほうが良いと言われています。
なぜなら、体に物が刺さった場合、それを抜いた瞬間に出血します。
このような場合、刺さったものは自分で抜かず、動かないように固定したまま病院に行きましょう。
1、生存可能時間
最後になりますが、遭難などをしたときの「生存可能時間」を伝授します。
これは、一定の条件の時に人が生存できる時間です。
これを知っていれば、同様のケースの時に役に立つでしょう。
まず、「酸素なし、または冷たい水の中」という環境の場合、3分が限界です。
冬山で小屋などの風よけが無い場合、寒さに耐えうることができる限界は3時間です。
小屋など風よけがある場合や暖かい場所を確保できたとして、水なしで生きられるのは3日間です。
小屋など風よけがあり暖かい場所で飲み水もあり、ケガをしていなければ食料がなくても3週間は生存可能です。
まずは、体温が維持できることを最優先し、その後、水、食料という順序で確保することが生き残る可能性を上げるには一番良いと言えるでしょう。
今回、紹介したような状況に陥ることは望ましいことではないですし、あまり遭遇することもないかもしれません。
しかし、知識を持っておけばいつか役立つ日が来るかもしれません。
もし、他にも良いサバイバルテクニックがあれば、コメントで教えてくださいね。
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