最近の若者には通じない 昭和すぎる死語10選

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10、ナウい

80年代に使われた言葉「ナウい」は英語のnowを日本語風にした造語で、「今風の」という意味で使われました。

 

『銀座NOW!』などテレビ番組のタイトルにも使われていた「ナウ」という言葉がお洒落な響きを持っていた頃のことです。

 

「ナウい」の反対語は「ダサい」と認識されていましたが、今では「ナウい」という言葉自体がダサい響きです。

 

 

9、アベック

現在の日本語で「カップル」にあたる一対の男女のことを、以前は「アベック」と呼ぶことがありました。

 

また、「王・長嶋のアベックホームラン」などという表現が使われることがありました。

 

英語のwithに相当するフランス語のavecから来ている言葉ですが、そもそもフランス語ではカップルのことを「アベック」と呼ぶことはないそうです。

 

 

8、あたり前田のクラッカー

テレビ時代劇『てなもんや三度笠』の中で主演の藤田まことが言った

 

「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」というセリフが流行りました。

 

前田製菓が製造していた「前田のクラッカー」のCMです。

 

そこから「当たり前だ」と言う代わりに「あたり前田のクラッカー」と言うようになりました。

 

 

7、乳母車

現在では「ベビーカー」と呼ばれるものが以前は「乳母車」と呼ばれていたことを知らない若者が増えています。

 

また、もともとの乳母車がどういうものだったかを知らない人も増えています。

 

子供が椅子に座るタイプのベビーカーは乳母車の一種と言えますが、昔の乳母車は赤ん坊が寝る小さなベッドの形をしたものでした。

 

 

6、パーマ屋

最近では英語風に「ヘアサロン」と呼ばれることもある美容院・美容室ですが、

 

昔はパーマ屋と呼ばれいました。美容院では誰もが髪にパーマを掛けているといったイメージからでしょうか。

 

また、「美容院」が「病院」と聞き間違えられることが多かったことも理由の一つと考えられます。

 

 

5、メリケン粉

メリケン粉のメリケンはアメリカンがなまったものです。

 

つまりメリケン粉とはアメリカから輸入した小麦粉のことを指す言葉でした。

 

日本製の小麦粉は「うどん粉」と呼ばれ、最初は「メリケン粉」と「うどん粉」は別ものでした。

 

しだいに「うどん粉」も「メリケン粉」も小麦粉全般を指す言葉に変化していき、今ではどちらの言葉も使われなくなりました。

 

 

4、国鉄

今ではJRは民間企業ですが、昔は国営企業で「日本国有鉄道」でした。

 

国鉄の愛称で親しまれ、一時はプロ野球チーム「国鉄スワローズ」を所有していました。

 

そのため、たまにJRのことを国鉄と言っている人を見かけますが平成生まれには、全くピンとこないのでご注意を。

 

 

3、よっこいしょういち

年配の人が身体を動かすときに「よっこいしょ」と声を掛けることがあります。

 

この「よっこいしょ」と人の名前横井庄一を掛けたことばが、「よっこいしょういち」です。

 

横井庄一さんは実在する人物です。

 

太平洋戦争が終わったことを知らず25年以上グアムでサバイバル生活をしていたという元陸軍軍曹です。

 

1972年に横井元軍曹が発見され日本に帰還したときは日本中が驚き、話題になりました。

 

 

2、チャンネル回す

現代ではテレビのチャンネルを変えるためにリモコンのボタンを操作するのが当たり前です。

 

しかし、昔のテレビは画面の脇にあるチャンネルと呼ばれる回転式のダイヤルを操作する仕組みになっていました。

 

そのため「チャンネルを変える」ことを「チャンネル回す」と表現していました。

 

今でもこの表現は通じるようですが、最近の若い人は、リモコンの上と下でチャンネルを変えることでチャンネルが回って戻るという意味で使っています。

 

 

1、衣紋掛け(えもんかけ)

衣紋掛けは大きなハンガーともいうべきもので、着物を吊るすために使われたものでした。

そのため、昔はハンガーのことを「衣紋掛け」と呼んでいました。

 

ある調査の結果、現代の若者の8割は「えもんかけ」という言葉の意味がわからなかったそうです。

 

 

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