・北朝鮮の精鋭軍

北朝鮮は秘密主義で知られているが、脱北者達が北朝鮮国内の情報を提供してくれている。
これは彼らによってリークされた情報だ。
北朝鮮の軍隊には、特別に選ばれた軍人から結成される精鋭軍というものがある。
精鋭軍のトレーニングに、手が出血し膿がにじみ出るまで木や缶などを何度もパンチするというトレーニングがある。
トレーニングが終わる前には、塩の塊をパンチする。出血した手に塩がしみて激痛が走る。
このトレーニングは精鋭軍の軍人たちを精神的・肉体的に極限まで追いやることが目的で行われているそうだ。
・台湾の海兵隊

素足で砂利道を歩くだけでも、とても痛くて耐えられたものではない。
台湾の海兵隊の訓練に、50メートル手足を使わずに砂利やサンゴの上を匍匐前進するというものがある。
天国への道と言う名の訓練で、9週間の訓練の最後に行われるトレーニングだ。
乾いたサンゴの石は固くザラザラしており、皮膚を削るため、隊員たちはとてつもない苦痛にさらされる。
この道を通り抜ければ、文字通り天国にたどり着いたような気持ちになる。
・フィリピンの特殊部隊

酒に酔ったときに仕事や勉強をするのは、とても難しいことだ。
当然、軍隊のトレーニングも難しいのは言うまでもない。
フィリピンの特殊部隊は完全に泥酔した状態で軍事的なトレーニングをする。
酒を飲んで仕事ができるなんて最高じゃん!と思ったかもしれないが、簡単なことではない。
なにせ、泥酔した状態で28キロもの遠泳、実弾練習、10キロのランニングをするのだから。
トレーニングが終わるころには、違う意味でへべれけになること必至だ。
・中国人民解放軍

同じ職場の人と信頼関係を構築し、チームワークを良く働きたいと思う人は多いだろう。
そんな職場にするための良いトレーニング方法が中国人民解放軍では行われている。
いくつかの兵士のグループが穴の周りに立つ。手りゅう弾の導火線に火をつけて、それを隣の人に回していく。
爆発までの時間をカウントしておき、最後の兵士が穴の中に爆弾を落とした瞬間、全員がその場から飛び跳ねて離れる。
ぴったりと息の合った人たちでないと、このトレーニングを成功させることはできない。
チームワークを養うのには、実に良いトレーニングだといえる。
・アメリカ海兵隊のスナイパー

スナイパーには安定したスキル、忍耐、素早く対応する能力が要求される。最も大切なのは敵から身を隠すスキルだ。
スナイパーたちは腐った大きい草木で自分たちの迷彩服を作り、池の中に入る。
池で全身を濡らしては土の上で転がるということを何度も何度も行う。
これは最高の迷彩服を作るために必要な作業なのだ。
腐った草木なので悪臭もする。このトレーニングは精神的なトレーニングでもあるのだ。
・アメリカの海軍

アメリカ海軍のトレーニングはその過酷さで有名だ。
その中でも、新兵がどれだけ忍耐強いのかを見るために行われるトレーニングはかなり過酷だ。
手と足を縛られた状態でプールの中に放りこまれ、その状態で数々の任務を行う。
このトレーニングで海軍としての呼吸コントロール法、溺れても、パニックを起こさない方法が教えられる。
さらに教官が新兵に攻撃をしかけ、過酷な状況にまで追い込んでいく。
このトレーニングを乗り切ることができれば、一人前の海兵として認められる。
・インドネシアの陸軍

インドネシア陸軍に入隊した新兵は、とても不幸な新兵だといえる。
新兵は障害物コース、泥の上のほふく前進、銃の訓練などのトレーニングをこなすが、一つ普通じゃない点がある。
教官がライフルを持ち、ほふく前進している新兵の1センチ横の地面に発砲しまくるのだ。
新兵は、いきなり実地さながらの経験を積むが、教官が一つ間違えば死に至る、超危険な訓練である。
・ベラルーシのレッドベレー軍

ベラルーシのレッドベレー軍では障害物トレーニングが行われる。
よく軍隊で行われるようなアスレチックのような障害物を越えていくトレーニングではない。
そういった、壁、棒、タイヤといった普通の障害物コースをもっと過酷にした障害物トレーニングだ。
教官があらゆる場所から射撃してくる上に火事、煙、砲火が見舞われる、地獄の障害物コースを切り抜けなくてはならない。
新兵の10%のみがこのコースをクリアする事ができるという過酷極まりないトレーニングだ。
・アメリカ・タイ合同演習

アメリカとタイの軍隊が合同で行う訓練に「ジャングルサバイバルプログラム」というものがある。
このトレーニングでは、ジャングルで生き残るために野生動物を食料にする方法を学ぶ。
実際に野生動物を捕まえ、それを食べたりするのだが、その中にとても恐ろしいものがある。
それはコブラの生き血を飲むというものだ。猛毒を持つコブラを仕留め、生き血を飲みその肉を食らうのだ。
・ロシアの特殊部隊

ここまで見てきて、トレーニングには危険がつきものだとお分かりいただけたと思う。
軍隊の教官たちは実際に起こる実践的なトレーニングが重要な事を知っている。
とは言え、このロシアの特殊部隊のトレーニングは少し行き過ぎている。
隊員が教官から実弾を発砲されるのだ。もちろん防弾チョッキは着ているが、銃撃の衝撃はすさまじい。
このトレーニングは、実際に撃たれた時にどのように行動すればよいかを教えるためのものだそうだ。
一歩間違えれば、命を落とす危険がある、危険なトレーニングだ。おそロシア。
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