プロゴルフ競技中に起きたとんでもない事件5選

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5、鳥

2015年アメリカ女子ツアー最終戦のCMEグループツアー3日目に珍しいできごとがありました。

 

宮里美香選手が14番ホールで放ったティーショットのボールが空中でコースを変え、バンカーに落ちてきたのです。

 

その原因は、ボールが空を飛ぶ鳥に当たったことでした。

 

大きな音が空に響くとともに鳥の羽が舞い散る様子を見て動揺した宮里美香は、続く第2打で池ポチャしてしまい、このホールのスコアはダブルボギーとなってしまいました。

 

第三者が動かしたボールはそのままの状態でプレーを続けなければいけないというルールがあるため救済されることはありませんでした。

 

 

4、オール4

1コース18ホールをすべて4打で回るという快挙を達成したのは、イタリアの新鋭レナート・パラトーレ選手でした。

 

2015年、プロ2年目で若干18歳のときに、フランスの「アルストム・オープン・ド・フランス」で記録したものです。

 

ゴルフのコースはパーが72打前後のコースが多いので、1ホール平均4打で回ればパープレーを達成することができます。

 

しかし実際のコースには距離の短いホールもあれば、長いホールもあり、それぞれのホールのパーは4打とは限りません。

 

パラトーレ選手の場合、3つあるパー5のコースも、4つあるパー3のコースもすべて4打でカップインしました。

 

これは記録が残る1972年以降のヨーロッパツアーでは初めてのことです。パラトーレ本人は「スコアの計算が簡単だった」と話しています。

 

 

3、ある意味ホールインワン

2017年には松山英樹選手が175ヤードのコースでホールインワンを出したことが話題になりましたが、

 

アメリカ・ツアーの統計によればホールインワンの回数は毎年平均30回くらいになりますので、特別に珍しいことではないのかもしれません。

 

そんな中、ローリー・マキロイ選手は2014年に普通のホールインワン以上のショットを披露したのです。

 

アメリカの男子ツアーに出場していたマキロイ選手は14番ホールのティーショットをミスし、ボールは右側の林の方に飛んでしまいました。

 

しかし、そのボールは着地することなく、木にぶつかってそのままギャラリーの男性が穿いていたズボンの右ポケットの中にホールインワンしました。

 

このショットはルールに基づき救済され、男性が立っていた場所から第二打となりました。

 

 

2、530億分の1

2016年、メジャー大会の一つマスターズ・トーナメントの最終日に奇跡が起こりました。

 

パー3の16番ホールでシェーン・ローリー選手がホールインワンを決めると、続くデービス・ラブ選手もホールインワン。

 

二者連続のホールインワンとなりました。

 

これだけでも奇跡的なことだと言えるでしょうが、その後、同じ16番ホールでルイ・ウェストヘーゼン選手が奇跡を完全なものにします。

 

彼が第1打で放ったボールはピンに近づいたものの、勢いが強すぎてカップから逸れてしまいそうでした。

 

しかし軌道上に別のボールがあり、それに衝突して弾かれたウェストヘーゼン選手のボールがカップに吸い込まれるように落ちていったのです。

 

同じ日に3度目のホールインワンです。

 

ホールインワンが出る確率は3760ラウンドに1回と計算されています。

 

1日に3回のホールインワンが出る確率は530億分の1となり、1世紀に1回起こるかどうかというできごとだったのです。

 

 

1、パンツ一丁

2017年のアメリカ・フロリダ州で行われたザ・ホンダ・クラシックで話題となったのはショーン・ステファニ選手でした。

 

2日目第6ホールのティーショットで打ったボールが池の端に落ちてしまったため、ステファニ選手はシャツとズボンを脱ぎ捨てて、池の中から第2打を打ったのです。

 

 

ゴルフは紳士のスポーツであると信じるファンからは批判を受けましたが、

 

ステファニ選手は「好成績を残すための最善の方法だった」とコメントしています。

 

パンツ一丁になったゴルファーはステファニ選手が最初ではありません。

 

2009年にはヘンリック・ステンソンがパンツとグローブだけの姿で池に入っています。

 

1打罰を受けるよりはましだと判断したからでした。

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