子供のころの夢
今現在のイメージからは想像もできませんが、マーシャル(EMINEMの本名)は小さいころ漫画家になるという夢を持っていました。
彼はスパイダーマンなどマーベルコミックスのキャラクターが大好きで、キャラクターを真似して書いていたそうです。
その腕前はなかなかのものでした。
エミネムの漫画好きは変わっておらず、彼のミュージックビデオではたびたび漫画のキャラクターなどが登場しています。
そんなエミネムですが、ついには自分が憧れのマーベルヒーローと漫画で共演してしまいました。

いじめられっ子
この事実はとても悲しいものです。
エミネムは小さな頃、一週間意識不明になった事があります。それもイジメが原因でした。
彼がまだ9歳だったころ、クラスメートから壮絶ないじめに遭い、殴られ、意識不明となったのです。
エミネムはこの時のことを「Brain Damage」という曲にしました。
その中で、エミネムをいじめたクラスメートの名前がディエンジェロ・ベイリーだったと明らかにしました。
これに対し、ベイリーは名誉棄損だとして、エミネムを1億ドルで訴えました。しかし、エミネムが勝訴しています。
その後に、ベイリー自身もラッパーとして活動を始めたらしいのですが、今では掃除屋として働いているそうです。
マイケル・ジャクソンとの確執

エミネムの多くの曲は、マイケル・ジャクソンによって所有されているのは、ご存じでしょうか。
正確に言うと、エミネムの楽曲の版権はSony ATVミュージックパブリッシング社が持っていて、その会社の版権の50%をマイケルジャクソンが持っていました。
現在、マイケルは他界してしまっているので版権からの利益はマイケルの遺産管理財団に収められています。
つまり、マイケル・ジャクソンのもとにはエミネムの曲が生み出した利益の半分が入るという事です。
エミネムがマイケル・ジャクソンを小ばかにしたような恰好をしたのも理解できなくもありませんね。
ミッキー
エミネムの子供のころのニックネームは“ミッキー”でした。そう、あの有名なネズミのキャラクターが由来です。
顔に対して耳が大きかったのでその名がつけられました。

しかし、彼の自伝映画「8マイル」では「ラビット」という、あだ名になっています。
この映画は彼の人生を再現しているはずなのに、なぜ映画の中でも現実と同じ「ミッキー」と呼ばなかったのでしょうか。
それは、ミッキーという単語を使用したら、ウォルトディズニー社とのトラブルになる可能性があったからです。
そこで耳が大きい動物である「ラビット」という名前を使用することになったそうです。
ディズニー社は著作権などに厳しいと聞きますが、エミネムですら逆らわないとなると本当に厳しいのでしょうね。
学歴

エミネムは学校での成績はすこぶる悪く、高校も中退しています。
しかも中学校時代には3回も留年をしています。理由は、学校にほとんど出席しなかったからでした。
しかし、今現在の彼はラッパーとして世界的に大成功。アルバムセールスは1億枚を超え、史上最も売れたラッパーと言っても過言ではない存在となりました。
エミネムは学校の成績は悪くても、いじめられていても、有名になって好きなことをして生きることはできるということを自身の生き方で証明してくれました。
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