5、オーバーブッキング
もしかしたらあなたが予約した飛行機は、予約が過剰に入っているオーバーブックの可能性がある、って言われたらすごく不安になりますよね、でも、これって事実なんです。
航空会社はなるべく飛行機を満席にして飛び立ちたいと思っています。
ですから、飛行機が飛び立つ直前にキャンセルする人や遅刻して乗れない人がいることを見越して席数を上回る予約を受け付けます。
これはどこの航空会社でも当たり前に行われることで、当然の権利とされています。
この結果、席が足りなくなった場合は、買った金額以上の払戻金を払う代わりに席を空けてもらったり、別の便に変えてもらったりして席数を確保します。
こうして、満席の状態で出発できるようにしているのです。
4、携帯電話
飛行機の離陸前にはスマートフォンやパソコン、タブレットの電源を切るようにと言われます。
これは飛行機に乗ったことのある人なら、知っていることでしょう。
しかし、なぜいけないかという詳しい理由を聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。
飛行機には、管制塔との交信を行うアンテナや 飛行機の状態や気圧など 外気の状態を計測するセンサーなどがたくさん取り付けられています。
飛行機の先から尾翼の先までが大きいアンテナのようになっているのです。
ですので、携帯電話などの電波を受信してしまう可能性があり、その電波で誤作動をしてしまう可能性も考えられます。
これらのことから、飛行機での携帯電話等の電子機器の使用は禁止されているのです。
禁止と言っても、電波のでない機内モードにすれば飛行機に影響がでないので、使用可能です。
3、貨物室
貨物室には、私たちが持って行くスーツケースがたくさん運び込まれます。
それだけではなく、コンテナに積まれた航空貨物なども一緒に積み込まれています。
その荷物の中には、驚きのものも含まれています。まず、ひとつは動物です。
犬や猫などのペットを飛行機に同乗させる場合、ペットたちはこの貨物室の後方部分「バルクカーゴ」というところに乗せられます。
バルクカーゴは機内の客室部分と同様に空調が入っているので、ペットも積み込むことができるのです。
また、亡くなった方を里帰りさせるために、ご遺体を飛行機の貨物室に乗せることもあります。
この場合は専用のコンテナに棺に入れて、ストラップで固定して空輸されます。
ご遺族からすると、客室に乗せたい気持ちもあるでしょうが、法律で亡くなった人は貨物として運ばなくてはならないという決まりがありますので、仕方がありません。
2、トレー
一般的に退屈と思われている飛行機の中で楽しみなことと言えば、飲み物や機内食のサービス。
飲み物や食べ物を置くために、座席前方に備え付けられているトレー。
狭いですけどシートに座った状態で使いやすいようにできています。
便利なこのトレーですが、飛行機の中で、最も雑菌の多い場所と言われています。
というのも、トレーの消毒など本格的な清掃が行われるのは、飛行機が空港に停泊する時だけだからです。
例えば、朝飛び立った飛行機は目的地に着くと、また人を乗せて出発地に帰ります。
そうすると、出発地に帰るときは簡易的な清掃しか行われないのです。
食べ物などが置かれるトレーは雑菌が繁殖しやすいので、簡易的な清掃では雑菌がとり切れず、増殖してしまうのだそうです。
1、照明
飛行機の機内の照明って、落ち着きますよね。これは、照明を直接下に向けず、天井に反射させているからなんです。
そうすることで、柔らかい光になり、空を飛ぶという非日常の状態でも安心できるよう配慮されています。
また、万が一の時に照明が割れた場合、客席に破片が飛び散らない工夫でもあるのです。
ご存じかと思いますが、夜間の飛行の時には、天井の照明が落とされ、サンバイザーで窓の外の光も遮断し、就寝しやすい状態にしてくれます。
実は、就寝時以外にも機内の照明が落とされる時があります。それは離着陸の時です。
これには、理由があるのですが、それは安心してもらうためでも、寝やすくするためでもありません。
暗闇で緊急着陸などになった時、すぐ屋外に出ても目が見えるようにするためです。
緊急着陸して避難するときに目が慣れるまで身動きが取れないと大変危険です。
ですから、そういったケースを考えて、離着陸の時には照明が落とされるようになっているのです。
なんとなく乗っていた飛行機ですが、いろいろ知らないことがあるんですね。
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