変わった10代の 子供たち5選

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5、ヘイリー・スミス

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14歳のヘイリー・スミスは、両親の離婚後に「ウォーキング・デッド」「ゾンビ」になってしまった。

 

というのは、彼女は実際には生きているのだが本人には生きているという感覚がなくなってしまったのだ。

 

彼女はしだいに墓地やホラー映画に魅力を感じるようになり、「自分は死んでいる」と思い込むようになる。

 

そして死者に近づくために、一日のほとんどを墓地で過ごすようになっていく。

 

その状態が3年間続き、ある日精神科医に相談をした。その結果「コタール症候群」「歩く死体症候群」であることが判明。

 

コタール症候群は、彼女のように自分がゾンビだと思い込む非常に珍しい妄想性精神病だ。

 

現在彼女はセラピーによって回復に向かい始め、徐々に自分が生きていることを実感し始めている。

4、トリ・パンチ

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オーストラリア在住の19歳のトリ・パンチは、骨や皮膚が異常な成長をする「プロテウス症候群」によって苦しめられている。

 

生まれてすぐにプロテウス症候群と診断され、足は異常な長さと角度に成長し、自力では立ち上がれなくなってしまう。

 

頭部の骨は上方向に肥大していいた。さらに、足の裏に多くの良性腫瘍ができ、痛みのために靴が履けない。

 

また現在彼女の精神年齢は7歳程で、母親に世話をしてもらいながら車イスでの生活を送っている。

 

世界でも症例が少ない病状のため、今後の対応策が未だに見つかっていない。

 

しかし彼女の母親は、こうした病気に対して治療法が見つかることを心から望んでいる。

3、ジョナサン・ジオンフリッド

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アメリカ合衆国コネチカットに住む16歳のジョナサン・ジオンフリッドは、難病とされている遺伝子疾患の表皮水疱症と診断された。

 

彼はほんの少しの接触や、摩擦だけで水膨れを起こしてしまう。

 

しかも、皮膚の内部と外部の両方で水膨れが起きるのだ。また、少しの接触で皮膚が裂けてしまう。

 

肌を保護するためにしている包帯の交換を、2週間に1回行うのだが、その度に激痛を伴う。

 

他にも彼は飲食をする時でさえも体内に痛みをもたらすために、普通の人のように食事がとれない。

 

栄養補給は、一生チューブからのみ。この病気の患者は、通常16歳を迎える前に亡くなってしまうと言われる。

 

しかし、この病気であっても彼はいつも笑顔で「自分はとても幸運だ」と言う強い心を持っている。

2、ナレンダ・クマール

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インドに住むナレンダ・クマールは子供のころから、原因不明の慢性的な腹痛や嘔吐に悩まされていた。

 

18歳になり体重が減少し、大きく突き出してきた腹部に激しい痛みを訴えたため病院でX線とCTスキャンでの精密検査を行った。

 

その結果、腹部に異物が見つかり、直ちに摘出手術が行なわれた。

 

腹部にあったのは「胎児内胎児」とよばれるもので、もともとは双子だった片割れが発達の過程で生まれずにいたのだ。

 

原因は妊娠初期段階に片方の胎児が臍帯をつたって、もう片方の胎児の中へ入り込み「双子の兄弟」が寄生状態となって少年の体内で生き続けていたというのだ。

 

この症例は世界でも非常に稀な症例だ。

 

体内から取り除かれたのは、およそ2.7キロの奇形胎児。未発達の頭部には歯が生え、胸部や脊椎の骨格と、2メートルもの大きな束になった髪を持っていた。

 

これまで体調不良に悩まされていたナレンダ・クマールは、現在は元気に過ごしている。

1、ハンナ・クリゼック

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ハンナ・クリゼックの身長はおよそ99㎝、体重は13㎏。とても小さい身体の少女なのだ。

 

彼女は300万人に1人の割合で、発症すると言われている難病の「原発性小人症」で世界でも100人程度しかいない。

 

彼女は10代後半なのだが、小さな身体や声のために、5歳前後の子供と間違えられることも多いという。

 

一般的に小人症の患者は30歳前後で亡くなってしまうと言われており、ハンナも健康面にいくつか問題を抱えている。

 

しかし彼女は現在、エンターテイメントの世界で活躍するという夢を持ち、大好きな歌やダンス、演技の勉強を始めている。今後の、彼女の活躍に期待したい。

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