5、悪口を言う
人はついつい誰かの悪口を言いたくなってしまうもの。しかし、それは脳にダメージを与える行為です。
脳科学者の中野信子博士によれば、人の悪口を言うと、脳はストレスを抱えてしまいます。
なぜなら、脳は主語を理解できないため、他人への悪口と自分自身を悪く言うことの区別がつかないからです。
このようにストレスを抱えた脳は正常に機能しなくなり、老化していきます。
思考回路もどんどんマイナスの方向に向かって、ますます人の悪口を言いたくなります。
そして、さらに脳が鈍くなるという悪循環に陥ります。
それでも、どうしても悪口を言いたくなったら、ちょっとだけ誰かにグチを聞いてもらいましょう。
話して気分がすっきりしたら、聞いてくれた相手に「聞いてくれてありがとう」と感謝することが脳にストレスを与えないポイントだそうです。
みなさんこんにちは!お風呂で大きな声で歌ってストレス解消をしているマインです
4、苦手な人とつきあう
人と人のあいだには相性というものがあって、誰にでも苦手なタイプがあり、苦手な人がいるはずです。
社会の中では苦手な人ともうまく接していく必要がありますが、実は苦手な人といると脳が正常に働かなくなることが分かっています。
南カリフォルニア大学の研究によれば、苦手な人といると脳の働きが正常でなくなるばかりか、イライラがつのるのだそうです。
嫌いな人に対しては、心理学で言う「ミラーリング」がうまくできないことに原因があると説明されます。
これは気合や心がけで治せるものではありません。
どんなに頑張っても、嫌いな人をすぐに好きになることはできません。
そのため、苦手な人に囲まれて仕事をして疲れているような場合、アメリカならまず転職を勧められます。
日本では、なかなか転職しづらい雰囲気が蔓延していますが、一瞬嫌な思いをするか、ずっと嫌な思いをするかを比べれば勇気が出るかもしれませんよ。
3、慢性的な睡眠不足
睡眠不足は万病のもとですが、なかなか十分な睡眠が取れていない人が多いのも現実です。
しかし、睡眠不足は認知障害を早める要因になっていることを知る必要があります。
つまり睡眠不足は脳の老化を引き起こしているのです。
慢性的な睡眠不足は神経細胞にダメージを与え、脳を萎縮させてしまいます。
これが、睡眠不足が脳を老化させるメカニズムです。
脳を老化させないためにも、毎日適正な時間の睡眠を取ることが大事です。
「毎日」きちんと眠らなくてはなりません。平日の寝不足を埋めるために、
週末にまとめて寝だめしても、傷んだ神経細胞が完全に回復することはないことが分かっているからです。
2、朝食を食べない
研究者のあいだでも、朝食は必ず食べるべきだと考える人と、朝食は抜いたほうがいいとする人に分かれますが、脳の健康のためには朝食は必要不可欠なものです。
脳はエネルギー源としてブドウ糖を必要とします。
朝食をとらないと、半日以上食事をしないことになるので、脳に送るブドウ糖が足りなくなってしまいます。
ブドウ糖の脳への供給が不十分になると、脳は損傷します。
また、脳が栄養不足の状態に陥ると、理性や判断力が低下します。
イライラしたり、注意力が欠如するのはこのような脳の栄養不足のせいなのかもしれません。
毎日朝ごはんを食べている子供のほうが、食べていない子供よりも成績が良い、というデータもあります。
脳のためには、毎日朝ごはんを食べたほうがよさそうです。
1、過度なネット
ネットのせいで睡眠時間が短くなっているというデータもありますが、それ以外にもネットに頼った生活をすることで脳の働きを鈍くしている場合があります。
例えば、分からないことを何でもネットで調べて解決する癖がつくと、自分で考える力が失われます。
ネットを利用すれば簡単に答が見つかるので、筋道を立てて考える能力が少しずつ衰えていきます。
またサイトやSNSの膨大な情報に接していると、情報過多で記憶の整理が困難になります。
どういう情報源によるものなのか、誰が言っていたのかといったことが分からなくなってくるのです。
さらにメールやSNSをこまかに確認しなければいけないという強迫観念が脳にとっては大きなストレス。
ストレスを貯めた脳は正常に働かなくなってしまいます。
ですから、たまには「ネット断ち」する日を設けてみると、いいかもしれません。
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