5、ナポレオンのサーベル
言わずと知れた英雄、ナポレオン・ボナパルト。
ヨーロッパ全土の半分をも制圧した偉大な指導者であった彼は武器にも相当こだわりを持っていた。
多くの武器のコレクターであり、自身の振るう剣には最高の素材を使って作らせていたという。
現在に残るナポレオンのサーベルはマレンゴの戦いでオーストリア軍に大勝したときのもので、最近オークションで売却された。
その額はなんと7億7000万円だったという。
4、カーテナ
カーテナは、イギリス王家に代々伝わる伝説の剣で、その名は「短くされた」という意味のラテン語から来ている。
その名のとおり切っ先がない剣なのだ。これは無用な折衝をさせないために天使が折ったものなのだという。
イギリス連合王国の戴冠宝器(たいかんほうき)としてロンドン塔の宝物館に展示されている。
3、ウォレスのクレイモア
このクレイモアはスコットランドの騎士、軍事指導者であった、サー・ウィリアム・ウォレスが持っていたものだ。
1297年、スターリング・ブリッジの戦いなどで使用された剣で、世界的に非常に有名な剣でもある。
全長168センチ、刀身部分だけでも132センチもある大長物の剣だといえる。
物干し竿と言われた佐々木小次郎の剣でさえ、100センチほどであったので、いかに長いかがお分かりいただけるだろう。
これだけの大剣を振り回していたということは、ウォレスは2メートル以上の大男であったと予想される。
2、サン・ガルガーノの剣
イタリア、トスカーナのモンテシエピにあるサン・ガルガーノ修道院の中に、岩に突き刺さったままの剣がある。
12世紀に突き刺されたというこの剣。伝説によると、勇猛な騎士であったサン・ガルガーノによって突き立てられたものだという。
騎士として活躍していた彼は俗世の欲にまみれた世界に疑問を抱くようになり、この修道院で隠遁生活を始めた。
しかし、彼の家族や友人はそれを良く思っておらず、彼を連れ戻しにきた。
その時、ガルガーノが暴力や俗世の生活を捨てて、平和を祈る確固たる意思を見せる為に岩に剣を突き立てた。
その時に奇跡が起きた。剣が、まるでバターを切っているかのように岩を貫通したのである。
1、天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)
天叢雲剣は、日本の天皇家に伝わる三種の神器の一つ「草薙の剣」の異名であり、天皇の持つ武力の象徴であるとされる。
スサノオが出雲国でヤマタノオロチを退治した時に、ヤマタノオロチの体内から見つかった神剣である。
現在は熱田神宮の奥深くにご神体として安置されており、
複製である形代が、三種の神器の一つ「八尺瓊勾玉」と共に皇居の剣璽の間に安置されている。
天皇陛下でさえも、草薙の剣の本物はもちろん、形代の中身さえも見たことはない。
草薙の剣を動かそうとしたものや、箱の中身を見たものには祟りが訪れたという。
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