7、上空3600メートルからの落下
1971年、17歳のユリアナ・ケプケさんは動物学者の父のいるアマゾンを訪れるために飛行機に乗っていました。
しかし、その飛行機は落雷によって上空3600メートルから墜落してしまいます。
ユリアナさんの他に90名の乗客がいましたが、皆即死で、彼女だけが生き残りました。
しかも、軽い傷を負っただけでほぼ無傷の状態という奇跡的な生還を果たします。
とはいえ、アマゾンのど真ん中に墜落したため、ピラニアやワニなど危険生物の脅威に晒されることとなります。
そんな状況の中10日間、川を辿って歩いていたところペルーの木こりたちに発見され、無事、保護されました。
6、陽子ビームが頭を貫通
アナトーリ・ブルゴスキさんはソ連の科学者で、陽子ビームを発生させる加速器の研究をしていました。
ある日、加速器の中を点検しようと頭を入れたところ、誤って陽子ビームが発射されてしまい、頭部を貫通しました。
ビームは一瞬で彼の鼻腔から後頭部まで撃ち抜き、骨、脳の細胞までをも焼いてしまいます。
彼が浴びた陽子線は死んでもおかしくないエネルギー量だったそうですが、奇跡的に一命は取り留めます。
ただし、顔の半分に麻痺とてんかんが後遺症として残ってしまいました。
しかし、このことは彼の科学の情熱を失わせることはなく、その後も研究を続けたそうです。
5、人間避雷針
アメリカに住んでいたロイ・サリヴァンという男性は、7回の落雷から生存した人としてギネスに認定されています。
彼の体には、落雷を受けた時の傷が全て残っていたそうです。
人が雷に打たれると足の爪は剥がれ、まつげや髪の毛などが焼かれ、時には骨が折れることもあるそうです。
普通なら死んでもおかしくない状況から7回も生還した彼でしたが、皮肉な事に彼の最期は自殺でした。
1983年、71歳の時に失恋の悲しみから拳銃で自殺してしまったそうです。
4、真っ二つ
2006年、テキサス州に住んでいた当時38歳のトルーマン・ダンカンさんが普通なら死んでしまうような驚きの状況から生還しました。
彼は列車の修理の仕事をしており、その日も修理するための列車を修理工場に走らせていました。
しかし、誤って線路に転落。そのまま轢かれて、体が真っ二つに切断されてしまったのです。
その状況でも彼の意識ははっきりとしていたため、自分で携帯電話を使い救急車を呼び、なんとか一命を取り留めます。
その後、病院に運ばれましたが、出血があまりにも多く生還は絶望的と見られていました。
しかし、彼は23回にも及ぶ手術に耐え、両足と腎臓を失いながらも、生還しました。
3、上空1万メートルからの落下
22歳のヴェスナ・ヴロヴィッチさんはユーゴスラビア航空の元フライトアテンダントでした。
1972年、彼女が乗った飛行機に仕掛けられた爆弾が爆発し、高度1万メートルから山に墜落する事故が起きます。
彼女以外に28人がその飛行機に乗っていましたが、全員死亡してしまいます。
そんな状況の中、彼女は頭蓋骨骨折、2本の足の骨折、脊椎骨折の怪我を負いながらも奇跡的に一命は取り留めました。
その後、救助隊によって助けられ病院に運ばれますが、ケガが原因で一時は下半身麻痺になってしまいます。
そこから、奇跡の回復見せ、歩けるようになった彼女は事務職として航空会社に復帰しました。
ちなみに、彼女は「最も長い距離をパラシュートなしで落下した生還者」としてギネス世界記録に登録されています。
2、強運を持つ男
音楽の先生である85歳のフラン・セラックは何度死んでもおかしくない状況から生還している驚きの人物です。
まず、彼が33歳の時、乗っていた電車が脱線し凍った川に落下。17人が死亡しましたが彼は手の骨折を負っただけでした。
さらに翌年、飛行機でクロアチアの旅に出たところ、飛行機のドアが飛び、彼はドアと共に飛行機から落下しましたが、ワラの山に落ちて助かります。
さらにさらに、その3年後、バスに乗っていたところ、バスが川に落下、4人が死亡。もちろん彼は生き残りました。
少し空けて41歳の時、彼の乗る車が炎上しましたが、ぎりぎりのところで脱出に成功。
それから3年後、また彼の車が炎上しますが、当然のように脱出。
ここまで来ると逆についてないとも言えるかもしれませんが、20年後、バスの落下事故に巻き込まれます。
ここまで来ると、言う必要もないと思われますが、彼は生き残ったそうです。
極めつけは2003年に宝くじを当てたことです。彼は宝くじに当選し億万長者になったのです。
強運とはまさにこの人のためにあるような言葉ですね。
1、127時間
2003年4月、アメリカ・ユタ州にある、ブルージョンキャニオンという渓谷をアーロン・ラルストンという男性が訪れていました。
その途中、足元の石が崩落し、渓谷の狭間に落下してしまいました。
しかも、落下した石と岩壁に右腕を挟まれ動けなくなってしまったのです。
そのため、彼は谷底で全く身動きが取れない状態となってしまいます。
落下から5日間、石を動かそうと試みるも、微動だにすることはなく、腕を抜くことができませんでした。
手持ちの水も尽き、身動きも取れなくなった彼は、ただ死を待つのではなく生き残ることを決心し持っていた十徳ナイフの小さい刃で自分の右腕を切断したのです。
片腕で渓谷を降りた彼は朦朧とする意識の中、歩き続け、人がいるところまでたどり着き助かりました。
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