世界で通じる素晴らしい日本語5選



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5、うま味

うま味というのはお味噌汁の出汁や味の素などの料理を引き立てる味のことを言いますが、この言葉は世界でも通用します。

 

1908年、長年昆布のだしを研究していた東京帝国大学の池田菊苗教授が昆布のうま味成分を発見しました。

 

しかし、西洋の生理学会では舌が感じる味は、酸味・甘味・塩味・苦味の4種類になるというのが常識でした。

 

いわゆる4基本味と呼ばれる説です。

 

以前は辛味・渋味なども味覚と考えられたこともありますが、生理学的な味覚といえば、今述べた4種類以外にはないと西洋では信じられてきました。

 

池田教授は、西洋の通説に対し、うま味が第5の味覚であると主張しました。

 

これが認められるには、それなりの根拠が必要になるため、うま味が味覚であるかどうかについて、学界では長く議論されました。

 

2000年になってようやく舌にうま味を感じる受容体があることが発見されました。

 

こうして、うま味というものが人間の味覚の一つに加わったのです。

 

うま味は味噌汁や料理の出汁という形や味の素など、日本人にとってはなれ親しんだ味覚ではありましたが、

 

外国では馴染みがないこともあり、そのまま「ウマミ」と呼ばれているという訳なんです。

 

 

4、もったいない

私たち日本人は昔から、物を粗末にしたらバチが当たるなどと言われ、「もったいない」という言葉も当たり前に使っています。

 

しかし、この言葉は世界的に見ると、とても素晴らしい言葉だとされているのです。

 

アフリカの緑化活動を続けながら、母国ケニアの民主化のために戦ってきたワンガリ・マータイさんがノーベル平和賞を受賞したのは2004年のことでした。

 

彼女は翌年、地球温暖化防止条約の会議に出席するために京都を訪れた際「もったいない」という日本語を知りました。

 

彼女は日本語の「もったいない」という言葉に自然や物への尊敬の念が含まれていることに感銘を受けました。

 

そして、彼女はこの言葉を自らの環境保護運動のモットーにします。

 

彼女の理解によれば、「もったいない」は環境保護に必要な考え、つまり、消費削減・再使用・再生利用、ものに対しての尊敬の念を含んだ言葉だといいます。

 

マータイさんの提唱もあり、「もったいない」はそのまま世界中で使われる、環境保護のための最も重要な言葉として世界に広められました。

 

 

3、改善

改善はおもに日本の製造業の現場で使われる言葉です。

製品の品質を向上させるために、小さな問題点を取り除いていく方法です。

 

この発想の独自性は上からの命令ではなく、現場の労働者自らが問題点を見つけ解決方法を考えていくという点にあります。

 

改善は業務の効率化や品質管理の向上をもたらし、メイド・イン・ジャパンのブランド化にも貢献してきました。

 

改善は、世界でも有数の自動車メーカー、トヨタの生産現場で採用されていることもあり、日本の製造業に競争力がある理由の一つとして海外でも注目されました。

 

現在では世界中の多くの製造現場で採用されている改善は、海外でもそのまま「カイゼン」と呼ばれています。

 

 

2、カンバン

自動車を生産する際には約3万点の部品が必要です。部品が一つ不足しているだけでも、製造ラインはストップしてしまいます。

 

だからといって部品在庫を増やせば、在庫管理の手間が発生することになります。効率よく自動車を生産するには、すべての部品がつねに必要なだけなくてはなりません。

 

それを可能にしたのが、トヨタが開発したカンバン方式です。カンバンとは部品管理用のカードのことです。

 

トヨタの工場では、それぞれのラインが部品名や数量を記入したカンバンを作成し、一つ前のラインに渡します。

 

これによって、一つ前の製造ラインはいつまでにどれだけの部品を作る必要があるかがわかります。

 

このようなカンバンの受け渡しを全工場内と取引先で行うことにより、トヨタは効率的な生産をしているのです。

 

このカンバン方式は外国でも「カンバン」と呼ばれ、生産性の高いトヨタの経営を象徴する手法としてよく知られています。

 

 

1、カワイイ

数十年前まで、外国人にとっての日本はサムライやゲイシャがいるエキゾチックな遠い国でした。

 

しかし20世紀の終わり頃から、日本のアニメが外国で放映されることが増え、日本の文化や生活が知られるようになりました。

 

「カワイイ」という言葉が世界中で使われるようになったのも、このことと関係しています。

 

「カワイイ」という言葉は、キティちゃんやポケモンなどに代表されるキャラクターのほか、ロリータ・ファッションやアイドルなどを形容する表現として、外国でもそのまま使用されています。

 

日本語の「可愛い」という言葉が持つニュアンスは外国語に翻訳できないためです。

 

今では、遊び心のある現代日本文化を「カワイイ」と表現するのは、少し日本を知っている人にとっては当然のことにまでなっています。



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