5位:ジェリーフィッシュレイク
パラオにのマカラカル島に「ジェリーフィッシュレイク」という小さな塩湖(えんこ)がある。
日本語で「クラゲの湖」という意味だが、その名のとおりクラゲがたくさんいる湖だ。
この湖には何百万匹ものゴールデンジェリーフィッシュというクラゲがいて、湖を回遊し生息している。
金色に輝くクラゲが溢れる光景はとても幻想的で、多くのダイバーがこの地を訪れている。
「刺されるのでは?」と思ったかもしれないが、ここには外敵がいないため、クラゲの毒性は非常に弱まっているので人に害はないそうだ。
4位:イジェン湖
インドネシアにあるイジェン湖は、とてもきれいなエメラルドグリーンをしている。
しかし、近づくことはとても危険だ。なぜなら、この湖には隣のカワイジェン火山から大量の硫酸が溶け込んでいるからだ。
それもアルミニウムを20分ほどで溶かしてしまうほどの高濃度である。人が触れれば大火傷必至だ。
夜になると火山の硫黄が燃焼し、青色の溶岩となって光り輝く。この溶岩が湖に流れ込み、このような色を出しているのだ。
3位:ヤコブの井戸
テキサス州の丘陵地帯「テキサス・ヒル・カントリー」を流れるサイプレス川にある水中洞窟だ。
その入り口はとても幻想的で美しいが深く暗い秘密が隠されている。
10メートルほど潜ると広大な洞窟が広がっているのだが、そこを目指したダイバーの8人が洞窟から出られなくなって姿を消した。
これだけの被害者が出ても、秘密の洞窟の中を見てみたいという命知らずたちが後を絶たないため、
危険な水深に達したあたりに引き返すことを促す看板が立てられている。
2位:アブラハム湖
カナダのアルバータ州、カナディアンロッキーにあるアブラハム湖には幻想的な氷の光景で有名だ。
このアブラハム湖は、100年前にダムが建設された際に作られた人口湖である。
この光景は合成や加工をしたものではない。実際にこのような不思議な見た目の氷ができるのだ。
これらの氷の泡は湖の中にいる植物が発したメタンガスが、水面に出る前に凍り付いてしまったものだ。
とても美しいが、この泡はメタンガスなので、火気厳禁だ。
1位:ナトロン湖
アフリカ・タンザニアにあるナトロン湖は、真っ赤な色をしており「炎の湖」という別名がある。
この赤色は、湖に生息する藍藻類(らんそうるい)の色である。
とても幻想的な光景であるが、この湖は強アルカリ性のため、触れると皮膚が溶けてしまう。
また、このナトロン湖の周りにはこの藍藻類をエサにするフラミンゴが多く生息している。
フラミンゴの体がピンク色なのは、湖を赤く染める藍藻類をエサにしているためだ。
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