5位:イギリス・セキュリタスデポの強盗
被害額65億円。
2006年、イギリスで最も巨額の現金が奪われた銀行強盗事件。
強盗達は銀行マネージャーの家族を誘拐して恐喝し、銀行に侵入。
14人の従業員を人質として縛りあげ、責任者の妻と子供を誘拐し銀行に連れてきて、脅し金を奪った。
その後、金庫から75億もの現金を運び出し逃走。人質は全員無事だった。
その後、7人の実行犯のうち1人を除いて全員が逮捕されたが、半分程度の現金しか回収できていない。
4位:ブラジル・フォルタレザ ブラジル中央銀行強盗被害額
80億円
2005年、ブラジル・フォルタレザにあるブラジル中央銀行は、街の中心にある商業ビルの一角を借りていた。
彼らは週末の銀行が休みの間に、約80億円もの大金を奪って逃走した。
休みとはいえ、なぜ75億もの大金を、セキュリティを突破して強奪できたのか。
実は、この強盗たちは3カ月もの歳月をかけて、80メートル離れた場所から銀行までトンネルを掘ったのだ。
銀行側は月曜日に出社するまで、この事に気が付かなかったため、逃走する時間も十分にあった。
しかし、警察の懸命な捜査の結果、この強盗の関係者として指名手配された36人中、27人が逮捕された。
しかしながら、奪われた80億もの大金のうち25億ほどしか回収できていないという。
3位:中東イギリス銀行 強盗
被害額206億円
1976年1月20日、アラファト議長が率いるパレスチナ解放機構に関係しているグループによる犯行。
彼らは活動資金を集めるために、特殊部隊を使い、中東イギリス銀行・中東支店から206億円もの大金を奪った。
犯人グループは、銀行がカトリック教会と共有していた壁を破って貸金庫に侵入した。
その中から現金や金の延べ棒など、およそ100億円相当を奪い、トラックで運び出し逃走した。
当時、レバノン内戦の真っただ中であったため、戦争のための資金として使われたと見られる。
2位:イラク・バグダッド ダルエスサラーム銀行の銀行強盗
被害額282億ドル
2007年、ダルエスサラーム銀行は、282億円もの大金を強奪された。
ある朝、銀行員が出勤すると金庫の鍵開いており、まさかと思い中を確認したところ、金庫の中は空っぽであった。
事件には、この銀行を警備していた警備員3人が関わっていると警察が発表したが逮捕には至っていない。
銀行が何故そのような大量の現金紙幣を所有していたのか、どのようにセキュリティを破ったのかは不明である。
1位:イラク・バグダッド イラク中央銀行
被害額1000億ドル
これは2003年に起きた、世界で最も巨額な金が奪われた銀行強盗事件である。
アメリカがイラクに侵攻して来る一日前、独裁者サダム・フセインによって、イラク中央銀行の資金が引き出され隠された。
移動先は、フセインの息子と側近の元であった。日本円にして1000億円もの大金は移動するのに、2時間も要した。
米軍によって、約650億円分がフセインの宮殿の壁から発見されたが、残り350億円分は見つかっていない。
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