死刑になることを望み 事件を起こした犯罪者5選

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5、釧路イオンモール4人殺傷事件

 

2016年6月21日、北海道釧路のイオンモールの入口付近で4人の女性が次々と男に刃物で刺される事件が起きました。

 

男はすぐに警備員に取り押さえられ、駆けつけた警察官に殺人未遂容疑で現行犯逮捕されました。

 

凶器は刃渡り22.5センチの大きな包丁でした。刺された女性のうち1人はまもなく死亡してしまいました。

 

 

事件を起こした男の名前は松橋伸幸といい、殺人などの罪で起訴され裁判を受けることになります。

 

被告は当初取り調べに対し「人生を終わらせたかった」などと犯行に及んだ理由を語っていました。

 

しかし、公判では「当時は精神を病んでいていて、死にたかった。

 

人を殺せば死刑になると思ったが、今は死にたくない」と自分勝手極まりない主張をしました。

 

しかし精神状態に問題はなかったと判定され、一審で無期懲役を言い渡されました。

 

 

 

4、土浦連続殺傷事件

高校生の頃、超常現象に興味を持ち座禅や瞑想にふけるようになっていた金川真大という男は、

 

父親から哲学の本を買ってもらい、その中にあった「常識を疑い世界の新たな見方を提示する」という考えに触発されます。

 

そして「死刑になるための殺人」というアイデアを思いつきます。

 

高校卒業後しばらくはバイトとゲームだけの暮らしをしていましたが、

 

2008年3月、24歳のときに「死刑になるための殺人」を実行に移しました。

 

金川が最初に殺したのはインターホンで呼び出した近所の住民でした。

 

犯人とはなんの利害関係もない人です。金川は一旦現場から逃げ、4日後に改めて荒川沖駅で犯行に及びました。

 

この犯行では無差別に8人もの人をナイフで切りつけました。その内、1人は亡くなっています。

 

現行犯逮捕後も金川は一貫して死刑の早期執行を望んでいましたが、

 

事件から5年後にようやく東京拘置所で死刑を執行されました。

 

 

 

3、取手(とりで)駅通り魔事件

2010年12月17日朝8時前、取手駅のロータリーでは2台のバスが発車の準備をしていました。

 

1台目のバスに乗ってきた男は刃物を取り出して振り回し、通学途中の女子高生を殴るなどの暴力を振るってから降車し、2台めのバスに移りました。

 

混雑していた車内で逃げようとした客がパニックになって将棋倒しになりました。

 

2台めのバスの中でも男は乗客2人を傷つけましたが、すぐに取り押さえられて、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。

 

犯人の斎藤勇太は犯行に至った理由について、仕事をリストラされ、再就職先も見つからず、自分の人生を終わりにしたかったと供述しました。

 

銃刀法違反と傷害罪で起訴された斎藤勇太に対し、水戸地裁は

 

「自分が劣等感をいだいているからといって、優秀な生徒を襲ったのは身勝手」と理由を述べ、懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

 

 

 

 

2、平和記念公園殺人事件

2007年9月24日、広島市の平和記念公園で54歳になるホームレスの男性が血だらけになっているのを通りがかりの人が見つけ、救急車を呼びました。

 

男性には刺された痕があったため、事件性が疑われました。

 

しかし捜索するまでもなく、すぐに犯人を名乗る男が血の着いたナイフを持って自首してきました。

 

その男は田中健次という64歳のホームレスでした。

 

田中健次が殺人を犯したのは、路上生活に悲観し死にたいが自殺する勇気がないので死刑になりたいという理由からでした。

 

しかし広島地裁は犯人の思い通りに死刑とするのは避け、あえて無期懲役を言い渡しました。

 

 

1、附属池田小事件

2001年6月8日、大阪府池田市の大阪教育大学教育学部附属池田小学校に出刃包丁を持った男が侵入し、

 

次々と児童を襲って8人を死亡させ、教員を含む15人に怪我を負わせました。

 

このような残虐な犯行に及んだ犯人、宅間守は歪んだ性格の持ち主で、性犯罪を繰り返し、

 

仕事もまともにできず何度も職場から解雇されていた社会不適応者でした。

 

公判の場でも反省するそぶりは見せず、死刑判決を受けました。

 

判決公判では開廷前に「わしが殺したガキどもは、わしの自殺の為の踏み台」などと暴言を吐き、裁判長から退廷を命じられています。

 

死刑確定後速やかに執行するよう訴えていましたが、宅間の死刑が執行されたのは判決確定からほぼ1年がたった2004年9月のことでした。

 

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